20代後半から親族や友人、同僚の赤ちゃんが産まれたら出産祝いを贈ることが多いものです。でも、お祝いしたい気持ちはあるのに忙しくて「忘れてた、どうしよう…」という状況になる人も意外と多いものです。今回は出産祝いが遅くなってしまった時の対処法をご紹介します。
出産祝いを贈る時期
出産祝いを贈る時期として相応しいのは、生後1か月までだと言われています。少しでも早くお祝いの気持ちを伝えるためにはちょうどいい日数です。
とはいえ、出産後のママはバタバタ大忙し。中には出産祝いを贈りたくても、生後1か月だと渡しにくい場合もあります。相手の様子を伺いながら渡すタイミングを見き分けましょう。
もちろん、生後1か月を過ぎても出産祝いを贈ることは何ら悪くありません。むしろ遅れてでもお祝いしたかった、という気持ちを伝えられます。渡せる機会があるなら気づいたとき、すぐに渡しておきましょう。
そのとき、遅れた理由ははっきり言わなくても構いません。どちらかというと、正直に「忙しくて贈りそびれた」「バタバタしていた」と伝えるよりは、「贈り物を選ぶのに迷ってしまった」「直接顔を見て渡したかった」など、お互いに受け入れやすい言葉を選ぶと、角が立たなくて良い結果に繋がります。
忘れてしまった時の対処法
生後3か月から半年以内の場合
生後3か月までなら、「遅れた」ということにならないケースが多いです。ただ、伝統やマナーを重視したい関係性で3か月を過ぎてしまったのなら、改めてお祝いの気持ちを伝えるために適切な行動(お詫びのお手紙を添えるなど)が必要です。
生後3か月から半年以内に出産祝いを渡すのなら、のしには「御出産祝い」と記載します。のしの水引は紅白の蝶結びが最適です。時間が経っても出産はおめでたいものです。紅白の蝶結びでお祝いの気持ちを伝えられます。
生後半年~1年の場合
出産から半年を過ぎた出産祝いは、のしに「御祝」と記載します。1歳の誕生日に合わせて渡すのなら「御誕生御祝(初誕生日祝い)」と書くことがマナーの一環です。誕生日前なら「御祝」が適しています。
また、贈り物と一緒に、遅れてしまったことへのお詫びを兼ねた一筆を必ず添えます。出産をお祝いする言葉から書き始め、お祝いを贈る時期が遅くなってしまったことをお詫びする内容にしましょう。
生後1年たってしまった場合
赤ちゃんの誕生を知ったとき、既に1年経過していることもあります。また、本当にタイミングが悪く、お祝いを今まで伝えられなかった人もいます。こんなときでも諦める必要はなく、お祝いは充分に間に合います。
前述しましたが、1歳の誕生日に合わせて渡す場合、「御誕生御祝」か「初誕生日祝」というのしをつけて渡します。