日本を代表する都市・東京。ホテルは決まっているけど、浅草寺(せんそうじ)や東京スカイツリーといった観光スポットはもちろん、渋谷や新宿でのショッピング、さらにインスタで話題のスポットも気になる・・・。そんな初めて東京に訪れるという方へ向けて、2泊3日で楽しめる筆者考案の観光モデルコースをご紹介します。
【1日目】流行の発信地「渋谷」を散策しよう!
9:30 東京駅到着
旅の始まりはターミナルの東京駅からスタート!名古屋からは東海道新幹線で最短1時間40分、大阪からは最短2時間半、仙台からは東北新幹線で最短1時間35分でアクセスできます。また羽田空港からは東京モノレールに乗って浜松町駅で乗り換えた後、JR山手線に乗車。約45分で東京駅に到着します。
また「大きな荷物を持って観光するのは大変…」。そんな方には、ホテル当日配送サービスを利用するのがおすすめ。東京駅・日本橋口の近くにある、佐川急便の「TOKYO SERVICE CENTER(トウキョウ サービス センター)」では、手荷物の一時預かりや、ホテル・空港への当日配送も行っているので、ぜひ利用してみましょう。
9:45 東京駅から渋谷へ移動
荷物を配送サービスセンターで預けたところで東京観光を始めましょう!まずは、地下鉄に乗って渋谷駅を目指します。東京駅から丸ノ内線に乗って約9分、赤坂見附(あかさかみつけ)駅で乗り換えた後、銀座線で約8分、渋谷駅に到着します。
10:00 渋谷の新ランドマーク「渋谷スクランブルスクエア」を散策!
2019年11月に開業した「渋谷スクランブルスクエア」。地下2階から地上47階構造の大規模複合施設で、渋谷駅に直結しています。東京の街並みを眺められる展望台をはじめ、飲食店やブティック、スイーツショップなどが入っており、観光やグルメ、ショッピングを楽しめます。
360度、東京の眺望を楽しめる「SHIBUYA SKY」
渋谷をはじめ東京の眺望を楽しめる「SHIBUYA SKY(シブヤ スカイ)」。14階の受付でチケットを購入した後、エレベーターで45階へ。その後エスカレーターを経由すると、屋上の「スカイステージ」に到着します。ソファやハンモックも設置しており、座ったり寝転んだりしながら、空中散策を楽しめます。
見どころのひとつが、展望台から見た渋谷駅前にあるスクランブル交差点。人が行き来する姿はもちろん、様々な看板やビルを眺められます。
また渋谷をはじめ、東京の眺望を楽しめるのも魅力のひとつ。代々木公園や国立競技場、東京タワーのほか、天気が良ければ、富士山も見ることができます。
絶景を満喫した後は、46階にある「スカイギャラリー」へ。円柱のポールにタッチすると、波が起こる「時空の川」や、渋谷の歴史を学べる「データの景色」など、映像を使った体験も見どころです。
もんじゃの人気店「もへじ」でオリジナルのもんじゃを食べよう!
東京に来たら、一度は食べたいのがソウルフード「もんじゃ」。海沿いにある月島(つきしま)を中心に多くのお店が出店していますが、渋谷でも味わえます。12階にある「もへじ」では、伝統的なスタイルに加え、フレンチを取り入れた今までにないもんじゃを提供しています。
メニューは、明太子ともちが入ったもんじゃ(税込1,760円)や、ホタテやイカ、タコが入った「ペスカトーレもんじゃ」、オマール海老が入った「ビスクもんじゃ」(税込3,080円)など、数十種類。店員さんに目の前で作ってもらえるので、カリッとした食感と絶妙な味わいを体感できます。
12:40 「渋谷パルコ」でショッピングを満喫♪
スクランブルスクエアで絶景とランチを味わった後は、ショッピングを楽しみましょう。渋谷には、多くの商業施設が集まっていますが、今回筆者が紹介するのは、渋谷駅から歩いて5分のところにある「渋谷パルコ」。デザイン性やエンターテインメント性を軸にしたショップや飲食店、そして劇場も入っています。
人気のゲームキャラクターのアイテムが買える「ニンテンドー トウキョウ」
おすすめのお店のひとつが、6階にある「ニンテンドートウキョウ」。ゲームメーカー「任天堂」直営のオフィシャルショップで、マリオをはじめ、ゼルダの伝説やどうぶつの森など、ゲームキャラクターをモチーフにしたオリジナルグッズを販売しています。
店内では、マリオやピーチ姫、クッパといったスーパーマリオブラザーズのキャラクターを描いたお皿(1枚・税込935円)やお箸といった雑貨のほか、メモ帳(1冊・税込540円)やバッジ(6個入り・税込648円)なども販売。ここでしか手に入らないグッズもあるので、ぜひチェックしてみて。
東京の文化を発信するセレクトショップ「ほぼ日カルチャん」
コピーライター・糸井重里(いといしげさと)氏が主宰するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」が運営する文化案内所。アートや音楽、舞台など、東京の文化を「ほぼ日」目線で紹介しています。またオリジナルグッズも販売しており、ほぼ日手帳(1冊・税込2,200円~)や文房具などを取り扱っています。
【1日目】原宿・表参道で歴史と最新トレンドを楽しもう!
14:00 都内屈指のパワースポット「明治神宮」を参拝
渋谷でグルメとショッピングを楽しんだ後は、原宿へ行きましょう!渋谷パルコから15分ほど歩くと見えてくるのが、明治神宮(めいじじんぐう)。東京を代表するパワースポットで、原宿駅近くの第一鳥居から10分ほど森の中を歩くと、本殿に到着します。伊勢神宮と同様、鳥居をくぐる前は一礼をしましょう!
本殿には、明治天皇と皇后の昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)が祀られており、本殿の両脇には松の木が植えられています。家内安全や商売繁盛、厄除けなどにご利益があるといわれています。
参拝した後は、明治神宮御苑(めいじじんぐうぎょえん)へ立ち寄りましょう。昭憲皇太后の休息所として使っていた「隔雲亭(かくうんてい)」や、戦国大名・加藤清正(かとうきよまさ)が掘ったといわれている「清正井(きよまさのいど)」があります。透き通った井戸の水をチェックしてみて。
また森の中には、国立競技場を設計した建築家・隈研吾(くまけんご)氏が手掛けた「明治神宮ミュージアム」があります。明治天皇が乗った儀装車(ぎそうしゃ)や肖像画など、貴重な資料を展示しているほか、映像を通して明治神宮の歴史を学べます。
15:30 表参道の人気のカフェでひと休みしよう!
明治神宮を参拝した後は、おしゃれなお店が集まる表参道(おもてさんどう)へ立ち寄りましょう。今回筆者が立ち寄ったのは、表参道駅から歩いて5分のところにある「CHAVATY(チャバティ)」。こだわりの素材を使ったミルクティーとスコーン、アイスクリームを提供するカフェで、女性を中心に人気を集めています。
人気のアイスミルクティーは、かわいいガラスのボトルで提供。ウバと抹茶、ほうじ茶の3種類の味があり、甘さはしつこくなく、芳醇な味と香りを楽しめます。またスコーンは、プレーンのほか、プラス55円(税込)でココア味もチョイス可能。トッピングされたナッツの香ばしい風味と甘さが絶妙です。
【1日目】五街道の拠点・日本橋を散策しよう!
16:30 表参道駅から銀座線で日本橋へ移動
表参道と原宿を散策した後は、宿泊するホテルがある日本橋へ移動しましょう。表参道駅から地下鉄半蔵門線に乗って約16分、最寄り駅である三越前(みつこしまえ)駅で下車します。
17:00 本日宿泊するホテルへチェックイン
三越前駅から地下通路と地上を経由して歩くと見えてくるのが、「三井ガーデンホテルプレミア日本橋」。商業施設・コレド室町(むろまち)テラスの目の前に位置しており、JRや地下鉄、路線バスの乗り場も近いため、東京観光の拠点としてもおすすめです。
1階からエレベーターに乗って9階のロビーへ。かつて水運が栄えた日本橋にちなんで「水」をテーマにした作品が飾られており、ガラスを使用して水の流れを表現した作品や蓮をイメージした作品など、芸術鑑賞も楽しめます。
客室は広めでスーペリアツインやモデレートクイーン、トリプルなど、9種類のお部屋を用意。アメニティグッズも充実しています。部屋には、ところどころ江戸切子の絵柄を描いた照明もあり、非日常な時間を過ごせます。
旅の疲れを癒したい方は、9階にある大浴場へ。檜の香りを楽しみながら入るお風呂や寝湯で、ゆったりと寛げます。
18:00 「アートアクアリウム美術館」で金魚のアートを楽しもう!
ホテルでひと息ついた後は、日本橋を散策しましょう。ディナーの前に立ち寄りたいのが、三越本店から少し歩いたところにある「アートアクアリウム美術館」。全国各地で人気を集めてきた「金魚×光」のアート作品を楽しめるスポットで、“和”の世界観を体感できます。
目玉のひとつが巨大な水槽でたくさんの金魚たちが泳ぐ「花魁(おいらん)」。華麗に舞う金魚の姿を江戸の花街で生きる女性の姿に重ねており、鮮やかな作品を鑑賞できます。
また、まるで森のように立ち並んでいる「金魚の杜(きんぎょのもり)」にも注目。水の中の世界と外の世界との境界線があいまいになり、浮遊感に包まれているかのような雰囲気を楽しめます。金魚をイメージしたプロジェクションマッピングも行われており、「光」と「音」、「映像」を駆使した神秘的で幻想的な世界観が魅力です。
19:00 「コレド室町」でディナーを堪能しよう!
本格的なだしを使った炊き込みご飯が味わえる「日本橋だし場 はなれ」
金魚の世界を楽しんだ後は、コレド室町でディナーを堪能しましょう。コレド室町は1~3、テラスと4箇所で展開していますが、和食を楽しみたい方におすすめのお店が、コレド室町2にある「日本橋だし場 はなれ」。調味料メーカー「にんべん」がプロデュースしたお店で、かつお節だしを使った汁物や炊き込みご飯をいただけます。
おすすめは、本枯かつお節だしを使った「鯛飯」。真鯛の風味と、かつお節のほのかな香りを楽しめます。ゆずをアクセントに加えた「みつせ鶏のつみれ汁」(税込660円)や、春雨が入った「だし担々スープ」(税込660円)とともに味わってみて。
台湾政府お墨付きの料理に注目!「富錦樹台菜香檳」
また日本橋には、日本へ初進出したお店が集まっています。コレド室町テラスの2階にある「富錦樹台菜香檳(フージンツリー)」は、日本初進出の台湾家庭料理が味わえるレストラン。2018年には台湾政府の「必ず食べるべきレストラン10選」に選ばれており、週末には地元の方を中心に人気を集めています。
人気は、花ニラとピータン、豚ひき肉を炒めた「花ニラとピータン 豚挽肉のピリ辛炒め」や台湾産のカラスミと葉ニンニクを使った「チャーハン」(税込2,398円)など。本格的な台湾料理を、シャンパンとともに味わってみてはいかがでしょうか。