取り外すことができない換気扇の掃除は大変ですが、しっかりと準備をして段取り良く計画的に作業をすることで、できる限り時間を抑えて、手の届く範囲で掃除することはできます。
プロペラタイプの換気扇に比べると、時間もかかりますし準備しなければならないものも多くなりますが、掃除をすること自体は決して不可能ではありません。
掃除は汚れてもいい格好で行いましょう
取り外すことができないタイプの換気扇の掃除は、かなりの手間がかかります。そして汚れを取り除くと同時に、自分の服や手も汚れてしまうことは覚悟しておきましょう。
取り外すことができない換気扇の掃除をする時に、特に汚れがひどい場合には汚れてもよく、なおかつ動きやすい服を着るようにしてください。
換気扇の掃除が終了したら、そのまま捨てても良いくらいに古いものや、めったに着ないものなどを選ぶことで心おきなく掃除に専念することができます。
取り外すことができないのですから、当然フード内に潜り込んで掃除をすることになりますので、肘や背中などの部分は当然汚れますし、手も汚れます。
また潜り込んだ時に、髪の毛に油が大量に付着してしまうこともありますので、頭にタオルやバンダナを巻いたり、使わない帽子をかぶったりといったことまで準備しておくようにしてください。
そしてフード内に潜り込んだ時には強烈なニオイがしますので、マスクを使用するのがおすすめです。
目に油や洗剤などが入り込む可能性がゼロではありませんし、出来ればゴーグルなどを着用しておくと安心です。
一つ一つ時間をかけて丁寧に掃除をしよう
取り外せない換気扇の掃除を開始したら、まず洗剤を作ります。
使用する洗剤はできるだけ濃いものが良いですが、まずは重曹やセスキ炭酸ソーダを使用しましょう。
特にセスキ炭酸ソーダは非常に油汚れに強いですし、汚れを効率よく除去できると同時に洗剤のように、何度も吹き直したりせずに済みますので手間が省けます。
もしセスキ炭酸ソーダを使用しても汚れが落ちないような場合は、濃いめの洗剤を使用してみてください。
洗剤をスポンジなどに染み込ませて、洗剤を油汚れに対して塗り込むイメージで広げていきます。
必要以上に強く擦ってしまうので、少しずつ油汚れに洗剤を浸透させていくような感覚です。
ただし、洗剤を使用する前に換気扇を見たとき、油が固まり水飴のようにへばりついている場合には、油汚れに対して洗剤を使用しても効果的に汚れを落とすことができません。
その場合は、こびりついた汚れをヘラなどでこそぎ取っておくと、汚れが取り除きやすくなります。
汚れを取り除くときに、スプレータイプの洗剤などを使用することもありますが、できればスプレータイプは使用しない方が良いです。
フード内に充満してしまい洗剤を拭き取るのが大変になりますのでできるだけ使用せず、スプレーをするなら炭酸ソーダなどにしましょう。