御船山楽園は温泉地としても有名な佐賀県武雄市にあります。江戸時代後期、武雄の領主鍋島茂義によって造られました。御船山を背景に15万坪の広大な敷地に広がる庭園は四季を通して楽しめるように造られており、春は桜やつつじ、初夏には紫陽花、秋は紅葉、冬は椿や雪景色など1年中美しい景色が広がります。一歩入ればそこは楽園!さあ、御船山楽園に出かけましょう!
御船山楽園について
武雄の名峰御船山
神功皇后が「御船」をつないだ事から名づけられたという、御船山。標高210メートル、一部が断崖絶壁になっており、雄々しい岩肌の麓に御船山楽園が広がります。
御船山楽園を創設した有能な若き家老、鍋島茂義
御船山楽園を創設したのは、若くして家老に抜擢されるほど有能であった佐賀鍋島藩の鍋島茂義。御船山楽園造園前には京都から狩野派の絵師を招き、完成イメージ図を製作したほど、実行力があり芸術面にも優れていたそうです。
園内の見どころ
15万坪の大和絵
断崖の御船山を背景に、春は20万本のつつじ、2千本の桜、夏は新緑、紫陽花、秋は紅葉、冬は椿と、それはそれは壮大なスケールの大和絵を目の前に見る事ができます。1年を通して四季折々の絶景を楽しむ事ができる庭園になっています。
樹齢300年の大楠
ツツジ谷の手前にある大きな楠。樹齢300年の大楠は広く木陰を作り、疲れた訪問客を癒してくれます。
五百羅漢
御船山楽園の端にある「五百羅漢」。約1,300年前に名僧行基が入山し、釈尊像三体をはじめ、羅漢像五百体を彫り、安置したと伝えられています。細道を抜けた奥にあり、分かりずらいかもしれません。
萩野尾御茶屋(はぎのお おちゃや)
御船山楽園造園時に創設された茶室で、春と秋のイベント開催時に期間限定で一般公開されているそうです。
園内の宿泊施設「御船山観光ホテル」「御宿竹林亭」に宿泊された方のみ、夜の9時半からお酒も飲める茶屋バーになります。
美しい庭園のライトアップを見ながら飲むと、お酒にも雰囲気にも酔ってしまうかも?!
壮大な四季絵巻は圧巻
桜に、つつじの絨毯!最も美しい季節、春の「花まつり」
ライトアップされた姿も美しい桜
御船山楽園が最も美しい季節、「春」。初春には桜が咲き、ライトアップもされます。
色とりどりに敷き詰められたつつじの絨毯
そして、春真っ只中には御船山の麓につつじが咲きます。色とりどりのつつじが咲いた様子はまるで絨毯を敷き詰めたように美しいです。
その他春には、推定樹齢170年の大藤や春モミジなどを楽しむ事ができます。