今年の大晦日も紅白の司会?
――今回の小説の当て書きにしても映画化にしても、まさにスターたるゆえんですが、昨年は紅白歌合戦の白組司会もされました。今年の年末は何をしていると思います?
大泉「何やってるだろねぇ。僕は東京にヘアメイクさんとスタイリストさんが2人ずついるんです。でも紅白ってどうしても1人ずつしか選べないので。そしたら今回頼めなかった2人がとっても寂しそうで(笑)。
一応、僕のなかでは前に審査員で出たときにもう1チームがやってたから、順番のつもりなんだけど、司会ってやっぱり違うみたいで。とっても寂しそうにしてたから、その人たちのためにまた司会で出たいですね(笑)」
小学生の頃の騙されエピソードは
――チームとして選ばれた意識なんですね。今回は騙し合いの作品ですが、子どもの頃の騙されエピソードがあれば教えてください。
大泉「親父がよくわかんないウソをついてくる人で、子どもの頃に寝てたら突然起こされて、『洋、なにやってるんだ。学校に遅刻するぞ!』と言われて寝ぼけてる僕にランドセルを背負わせましてね。外に出て言ったら、夜だった、みたいな。なぜそんなウソをつくのか分からないんですけど。あと、あるとき大根の輪切りを梨だと言い張りまして」
――大根を??
大泉「そう。もう大根に見えるわけよ。『大根でしょ?』って言うと、『いや、梨だ』っていって、『うまい、うまい』ってめちゃくちゃ美味しそうに食べるわけです。隣で兄貴が『洋、騙されるな、大根だぞ』って言ってたんですけど、あまりにも親父が美味しそうに食べてるから、ついつい騙されて、梨だと思って食べたら、やっぱり大根だったという(笑)。小学生低学年くらいのときかな」
――大泉さんのお父様って、先生ですよね?
大泉「そう。謎ですよね。で、僕が食べたの見てゲラゲラ笑ってるわけ」
――反対にお父さんを騙したりは。
大泉「それはないですね。親父を騙そうなんて気にはならないな」