1人暮らしに耐えられる家計づくりのヒント

(写真=PIXTA)

うまく家計をやりくりしていくために、意識しておきたいポイントを2つご紹介します。

固定費を抑える

固定費とは、支出の中でも毎月一定の金額を支払う項目のことで、家賃、スマートフォン代、保険料などがあてはまります。いくら日々の節約をがんばっても、固定費が高いとやりくりが難しくなります。

家賃が手取り収入の30%未満になるような物件を探す、スマートフォンのプランを見直す、不要なサブスクリプションサービス(定額制サービス)の加入がないか点検するなどしてみましょう。どれも1人暮らし開始前からできることです。

貯金できるしくみを作る

Kさんは貯金が苦手とのことでしたが、今後に向けて貯金できるようになっておきたいという気持ちは十分あります。

無理なく貯金できるようにするには、「先取り貯金」がおすすめです。「お金を使って、余った分を貯金に回す」のではなく「お給料が入った瞬間に貯金分を取り分けておいて、残った分で生活するようにする」という方法です。

会社に財形貯蓄の制度があるなら使いましょう。なくても、貯金専用の口座を用意して、定額自動送金サービスなどを使えば自分で似たようなしくみを作ることができます。工夫次第で、難なく貯められるようになりますよ。

今のうちから家計管理に慣れておこう

(写真=PIXTA)

実家暮らしのうちから貯金や家事に慣れておけば、1人で暮らすことになってからも困らずに済みます。引っ越し時期が未定なら相場の安い時期に設定して、それまでの期間を「自分1人で暮らしていけるよう家事や家計管理を練習する期間」としてみてはいかがでしょうか。

近い未来を思い描きながら目標を持って取り組むことで、楽しく知識やスキルを身に付けられますよ。夢に向かってがんばりましょう。

文・馬場愛梨(ばばえりFP事務所 代表)

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