高年収の人のお金と幸せについての一考察
“いろいろな年収を経験した人”による面白い考察が、世界的なQ&AサイトQuora(クオーラ)に掲載されていたので、見てみましょう。
この人は「美容師」「ドラッグストア」「医療分野の新規事業開発」といった複数の仕事を経験し、年収200万円から1,000万円までを体験しています。また、年収1,500万円、2,000万円、1億円の友人を持つそうです。
そして自身の体験から、「年収600~800万円くらいが生活するうえで特にストレスを感じることもなく、我慢もしながらたまに贅沢する、だからこそ贅沢が楽しく感じられる」ラインだと結論を述べています。この人の体感としては、年収800万円を超えると「同じ水準で遊べる友人が少なくなる」「欲があまりなくなる」のだそうです。
また、友人を見ていて、年収1,000万円を超えると「付き合う層が青天井になり、再び自分がみじめになる」「収入を安定して得ることが難しくなり、収入を維持する負荷・ストレスがかかる」と考察しています。さらに、年収1億円の友人に関しては、「同じ感覚で対等に遊べる気の合う友人を見つけるのが大変」であり、「孤独」だと表現しています。
こうした高年収経験者の感想は、先ほど紹介した調査結果と同じ傾向を示していると言えそうです。
20代こそ考えるべき!目的は高年収か、幸せか
ここまで見てきた調査結果や感想に対して、「結局いくら稼げば幸せになれるの?」「自分は800万円よりも上を目指したい」といったさまざまな意見が出るでしょう。
大切なのは、「年収が高い=幸せ」という固定観念に縛られることなく、自分なりの人生のゴールを設定することです。
「どんな人生を実現したいか」をまっさらな気持ちで考えたとき、そこに浮かぶイメージは、お金のことだけではないはずです。例えば、先ほど見た内閣府の調査でも「友人との交流頻度」が高い人ほど、満足度が高くなるという結果が出ています。
イメージを具体化すると、「高年収で、仕事の成績がよく周りに一目置かれ、休日には好きなだけ海外旅行に行き、友人や恋人、家族との時間を楽しみ……」といったさまざまな要素が出てきます。お金は、人生の幸せを決めるうえで、1つの要素でしかありません。
また、「高年収だと仕事で忙しく、趣味に時間を割けないかもしれない。自分は年収が高いことより、趣味にたっぷり時間を使い、気心の知れた仲間たちとたくさんの時間を過ごせる方が幸せを感じられそうだ」といった結論に達する人もいるでしょう。
逆にここまで突き詰めて考えたうえで、「やはり高年収なくして人生の幸福はあり得ない」と考えるなら、覚悟を決めて突き進むのも1つの選択肢です。
人生のゴール設定を見誤らないために
幸福の形は人によってさまざまです。一概に高年収であることだけが、幸せとは限りません。「いくら稼げば幸せになれるのか?」という問いに対する答えは、「いくら稼いでも幸せになれる場合もあるし、なれない場合もある」です。
20代は人生の方向性を決めるうえで非常に重要な時期です。20代のうちに抱いた価値観や人生設計は、その後の長い人生において、羅針盤となり続けるでしょう。
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