キス動画に関するニュース、見たことある方は多いと思います。
10代~20代前半の若いカップルの間で、キスしている動画をインターネット上に公開するのが流行っているとのこと。

ジャスサー世代(今年ちょうど30歳)の私としては、まったく理解ができません。
みっともない、とか、恥ずかしい、とか思っちゃいます。

しかし、流行っているということは、10代の間では、それが受け入れられているということ。
一言で言ってしまうと、価値観が違うのでしょうね。

そもそも、”価値観”ってなんだろう、、、ふと哲学的な気分になったので、
専門である、食分野に関する”価値観”について、考えてみました。

リッツカールトンの入社面接から考える、食に関する価値観とマナー~居酒屋で水しか頼まないのはあり?なし?~
(画像=味覚ステーションより引用)

さて話は変わりますが、
リッツカールトンホテルを知っていますか??

これは「リッツ」です。

リッツカールトンは、「リッツ」を思い浮かべた方にはあまり縁がない(失礼)、一流ホテルの名前です。

リッツカールトンホテルの入社面接

リッツカールトンでは、入社の際の面接で、こんな質問をされるそうです!
就活生必見!!

質問
あなたは今、電車に乗ったとします。
その電車はすごく混んでいるわけではなく、誰も立っている人はいません。
しかし、優先席以外の座席は全て埋まっており、優先席のみ全て座席が空いています。

さて、このとき、あなたはどうしますか??

あなたなら、どのように答えますか?

大きく分けて、以下の3種類の答えがあると思います。

A子 「優先席なので、座席には座らず、ずっと立っています!!」

B美 「ひとまず優先席に座りますが、次の駅でご高齢の方や妊婦さんが乗ってきたら
    席を譲ります!!」

C男 「俺はずっと座ってるぜ!この中の誰よりも俺が一番疲れてる自信あるんだぜ!」

普通、面接というものは、質問に対する明確な答えなんてないのが一般的ですが、
この質問には明確な答えがあるそうです!!

試験官「A子さん、B美さん、C男くん、この中でわが社に必要な人材は1人しかいませんでした。」

A子「(私に決まってるわ!立ってるのが悪いわけないんですわ!)
B美「(A子なんて完全な偽善者。私が1番正直だし、効率的な考えができてるわ)」
C男「(ホテルマンは体力勝負。体力温存できてる俺こそリッツにふさわしい)」

試験官「では、発表します。合格者は・・・・・」

A子・B美・C男「ドキドキ」

試験管「合格者は、A子さんです!!」

B美・C男「なにーーーーー!!」

リッツカールトンの入社面接から考える、食に関する価値観とマナー~居酒屋で水しか頼まないのはあり?なし?~
(画像=味覚ステーションより引用)

リッツカールトンの価値観

先ほどの問題、正解は、「ずっと立っていること」でした。

ちなみに私は、B美さん派で、「ひとまず座るけど、次の駅で高齢の方などが来たら席をゆずる」と答えました。同じように答える人が大多数なんじゃないかなと思います。だってそれで十分じゃん!って思いますよね。

これは、価値観の話なので、正しいとか、間違っているとかいう話ではありません。

ただ少なくともリッツカールトンでは、「ずっと立っている」という価値観を持った人を採用したいわけで、そのくらいホスピタリティ(奉仕精神)を持った人こそが一流ホテルに相応しいと考えています。

もっといえば、リッツカールトンの社長は、
世の中すべての人がA子さんのように「ずっと立っている」という価値観を持ってほしい!
と考えているはずです。

確かに、世の中の全員がそういう価値観を持つことができたら、素晴らしいことですよね。
現実には、C男くんのように「俺が一番疲れてるから、座ってもいいはずだ」って思う人も一定数いるわけですし、もし今後 C男くん派が多数派になるような世の中になったら、とても寂しいことだと思います。

食に関する価値観を考える

お友達のカフェの店長さんが、こんなことを言っていました。

「最近、高校生くらいのお客さんで、4人で来ているのに1人しか注文しないお客さんがいるだよね」

キス動画と同じく若い世代の話ですが、これもまさに価値観の話ですね!

リッツカールトンの入社面接から考える、食に関する価値観とマナー~居酒屋で水しか頼まないのはあり?なし?~
(画像=味覚ステーションより引用)

個人的には、キャッツカフェのアンビリーバブルなら4人で1つ頼んでもいいと思いますが、

普通のコーヒーとかジュースなら、1人1つ頼むのがマナーじゃないかなと思います。

また、お友達の居酒屋/レストランの店長さんが、こんなことを言っていました。

「最近、料理と一緒にお酒を頼まずに、無料の水を頼むお客さんが増えているんだよね」

これも、価値観の話ですね。

はじめの1杯くらいは、お酒、またはソフトドリンクを頼むのがマナーのように感じますが、今はそうでない考えの方も多くなってきているようです。