長い自粛生活による運動不足で筋肉量や代謝の低下、体重増などに悩まされていて「ダイエットが急務」と考えている方は少なくないと思います。ダイエットとなると食事をある程度制限することもありますが、健康で元気なカラダ作りに必要な栄養素として忘れてならないのが「タンパク質」。中でもダイエット&免疫力キープにおすすめのタンパク質が筋肉量アップにもつながる「スケソウダラの速筋タンパク」です。そこで今回は人気料理研究家の浜内千波先生に栄養満点の旬野菜「アスパラガス」を使った【速筋タンパクを摂る】レシピを紹介してもらいました。

|「スケソウダラの速筋タンパク」を食べるだけで筋肉量&基礎代謝がUP

筋肉量を増やすには筋肉に負荷を与える運動が必須と考えがちですが、実はちくわやカニカマなどの練り物の材料にも使われる「スケソウダラの速筋タンパク」を摂ることも1つの方法。最近実施された臨床試験によると、「速筋タンパク4.5gを毎日3か月間食べ続けるだけで、特別な運動をしなくても筋肉量が増える」ことが明らかになっています。

『beauty news tokyo』より引用
(画像=『beauty news tokyo』より引用)

▲ <試験概要>対象:21~22歳女性20名、摂取期間:10週間、試験期間:2019年9月~12月、試験食品:スケソウダラ速筋タンパク4.5g配合ソーセージタイプのかまぼこ、測定項目:体組成、安静時代謝量等、実施:龍谷大学(研究責任者:鈴木公教授)

この臨床試験では21~22歳の女性(20名)を対象に“スケソウダラ”の速筋タンパク4.5g配合したソーセージタイプのかまぼこを毎日食べてもらい、筋肉量と基礎代謝量を測定。試験食を食べる以外、特別な運動はしていませんでしたが、10週で筋肉量が180gアップ、基礎代謝量が80kcal(ウォーキングなら20分、ジョギングなら8分程度の消費カロリー)アップという結果に。なお、1日に速筋タンパク4.5gを摂るには、ちくわなら2本、白身魚フライ(たらカツ)なら1枚、カニカマなら60gが目安となります。