食器洗いをするときは、基本は水を流さずため洗いをします。洗い桶に水をためておいて、その水を使いながら食器洗いをしていきます。水道を出したまま洗うと水を多く使うため、それだけ水道代がかかります。

さらに、調理中に野菜や手を洗った水も、そのまま流さずに、できるだけ洗い桶に溜めておくと良いです。米のとぎ汁やうどんなどのゆで汁は食器洗いに適しているため、これも洗うときに利用できます。

基本は水は出しっぱなしにせずため洗いで食器を洗います

水を流しっぱなしで食器を洗うのは、水道代の無駄になります。5分間流すだけでも約60Lもの水を使うことになるのです。

これを洗い桶を用意してそこに水を溜めて洗えば、水道代を節約できてとても効率的です。茶碗に付いたようなご飯粒のかけらなどは、時間が経つと、かちかちにこびりつきます。

このような頑固な汚れは、数分の間水に浸けておくと、楽に汚れが取れるようになります。油汚れでないこびりついた汚れは、水に浸けてから洗うとすぐ落ちるようになります。

洗剤が必要なのは油汚れなどの水で洗っても落ちないような汚れであり、油汚れ以外はスポンジで洗うだけで綺麗になります。しつこい油汚れも、少量の洗剤で良く、それほど多く洗剤を使う必要はありません。

調理中に野菜や手を洗ったときの排水は、これも洗い桶にためて、できるだけ捨てないようにします。米のとぎ汁や、パスタやうどんを茹でたゆで汁も、食器洗いに使えます。特にパスタやうどんのゆで汁はでんぷん質が溶けて出ているので、油汚れの食器も洗剤無しで綺麗に洗えます。

予めゆで汁は1つの洗い桶に取っておき、食事の後に食器をそこに浸けておくと、頑固な油汚れも綺麗に落ちます

汚れが多い食器は汚れを拭いてから洗います

食器洗いを効率的にするにはため洗いがいいの?
(画像=Kajilyより引用)

食べ残した食品や食器に残った油などは、洗う前には必ず拭き取るようにします。ティッシュペーパーやキッチンペーパーを使っても、古くなった布や新聞紙を使っても構いません。

沢山食器に残って付着している場合は、ゴムべラなどを使って落とすのも良い方法です。ゴムべらは100円ショップでも売っていますので、後片付けのために1つ買って用意しておくと便利です。ゴムべラが無ければ、割り箸にティッシュなどを挟んで使っても代用できます。

または、読んで古くなった新聞紙を、手頃な大きさに切って、空いたティッシュの箱や小さな箱に入れてまとめておくと、食器の後片付けの時に便利で効率よく使えます。新聞紙1枚の8分の1の長さがティッシュ箱の長さと同じなので、それぐらいの大きさに切っておくと良いでしょう。

そして汚れや残ってしまった食器の食べ物を拭き取った後は、汚れがまだ残っているようであれば、そのまま水に浸けます。水に浸けておけば、頑固な油汚れや、固まって食器に付いてしまったような食べ物も軟らかくなり、簡単に洗って綺麗にできるようになります。

そして食器を洗うための準備ができたら、洗い桶に水を溜めておき、食器洗いをするのです