これらのリスクによるダメージを抑えるためには、どうすればいい?

このように投資には主に5つのリスクがある一方で、「分散投資」を心がけることで、全体としてリターンの変動幅を小さく抑えることが可能です。分散投資には、次の3つが挙げられます。

資産の分散:株式や債券など複数の金融商品を組み合わせて投資すること
地域の分散:複数の国や地域、通貨を組み合わせて投資すること
時間の分散:金融商品の購入時期を分けて投資すること

このように分散した投資を実践できていれば、「ある特定の金融商品が、急激に下落する」「ある国の経済情勢が、極端に悪化する」「マーケット全体で、一時的な値下がりが起きる」といった状況に備えられるので、自分の資産全体に与えるダメージを分散できるというわけです。

正しくリスクを理解して、投資をはじめよう

損失が出るのを恐れるあまり、すべてリスクを小さくすればいいとは限りません。ハイリスク・ハイリターンを期待できる商品と、ローリスク・ローリターンの商品とを組み合わせて運用したり、違う値動きをする商品を組み合わせたりして、結果としてローリスク・ハイリターンを目指すことも可能でしょう。

いずれにせよ、リスク=危険・損失とばかり考えるのではなく“起こりうる可能性”として捉え、備えておくことが肝心です。

提供・UpU

【こちらの記事も読まれています】
1万円から始められる投資って?
リスク許容度がわかる10のチェックリスト
「おつり投資」「ポイント投資」って?
楽ちん「投信つみたて」とは?
投資のはじめの第一歩