「投資」と聞くと、ちょっと興味があるけれど、なんだか難しそう……。

そんな考えを持っている方は少なくありません。確かに、興味はあっても分からないことだらけだと始める気にもなりません。ただ、最初に設定さえしておけば、後は年に1回チェックする程度、基本的にほったらかして問題なしという投資方法があれば、始めてみる気になりませんか。「投信つみたて」であれば、ほったらかし投資が可能です。

「投信つみたて」は投資初心者向き

投信つみたてとは、投資信託をコツコツと積み立てる投資手法のことです。

投資信託とは、投資家から集めたお金を大きな資金にまとめ、プロが株式や債券などで運用して、その運用成果を投資家に配分してくれる金融商品です。「プロを信じて投資を託す」ので投資信託といいます。

少額から始めることができ、プロにおまかせできるので、投資初心者向けの資産運用方法といえます。

投信つみたての仕組み

(写真=Watchara Ritjan/Shutterstock.com)

とはいえ投資信託は元本が保証されていない金融商品ですからリスクはつきものです。値動きのある金融商品に投資をする以上、損失が出る可能性があることを理解しておく必要があります。

「投信つみたて」では、そのリスクを少しでも軽減するため、投資信託の買い方について工夫をしています。

投信つみたての買い方

投信つみたてをはじめるには、まず積立金額を設定します。金額は1万円でも2万円でも問題ありません。大切なのは、積立金額を一定にしておくことと、積立を毎月、2ヵ月に1回など定期的に継続して行うことです。

なぜ「つみたて」がいいのか?

このように、一定額を定期的に購入する投資手法を「ドルコスト平均法」と呼びます。ドルコスト平均法は「毎月一定額を購入していけば、価格の高い時には少なく、価格が低い時には多く購入できる」という仕組みです。

お惣菜で例えてみます。100グラム200円のお惣菜を100円分購入すると、50グラム購入できます。翌月、同じお惣菜が100グラム100円に値下がりしていたら、100円で100グラム購入できます。

この仕組みを利用して、毎月100円ずつお惣菜を購入していけば、購入単価を下げることができるのです。

タイミングを計らなくてもいい

投資信託の価格は毎日変化します。投資信託は1口いくら、と数えますが、1万円で0.5口買える時もあれば、2口買えることもあります。

本当ならば、安い時に購入して、高いときに売却したいですが、いつが安いのか、タイミングを計ることは初心者にはとても難しいです。そこで、毎月コツコツと積立をすることで、タイミングを計ることなく、できるだけ高値づかみするリスクを軽減することができます。

投資信託を選ぶポイント

(写真=PIXTA)

投資信託には数千もの種類があり、どの投資信託を選べば良いか非常に迷います。そこで、選ぶポイントを2つお伝えします。

バランスの良い投資

「食事はバランスよく」といいますが、「投資もバランスよく」です。投資信託は株式や債券、不動産などさまざまな分野に投資する商品があります。また、投資先についても、日本、アメリカ、ヨーロッパ、新興国などさまざまです。このようなさまざまな分野や国にバランスよく投資することがリスクを減らすためのポイントです。

投資信託の手数料

手数料の安いものを選ぶということも重要です。手数料とは、購入時の手数料、解約時の手数料、保有している間、支払い続ける手数料、大きく分けて3つの手数料があります。

購入時の手数料は「ノーロード」と呼ばれる手数料無料の投資信託が多数ありますので、できるだけノーロードの投資信託から選ぶと良いでしょう。解約時の手数料については、解約時1回きりなので、それほど意識しなくても問題ありません。

気をつけたいのは、信託報酬と呼ばれる、保有している間支払い続ける手数料です。資産に対して数%程度のコストですが、長期保有することを考えると、その額はかなり大きな額に膨らみます。こだわるべき手数料といえるでしょう。

投信つみたてができる制度やサービス

(写真=Ditty_about_summer/Shutterstock.com)

積立の設定が終われば、基本的にほったらかしで大丈夫ですが、年に1回くらいは資産状況を確認して投資信託を見直してみましょう。

今は、運用で得た利益に税金がかからない「つみたてNISA」や、自分に合う投資信託を教えてくれる「ロボアドバイザー」サービス、100円からできる投信つみたてなど、さまざまな投信つみたてサービスがあります。

自分に合ったサービスを見つけて、ほったらかし投信つみたてで資産形成をはじめてはいかがでしょうか。

文・前田菜緒(CFP・1級ファイナンシャルプランナー)

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