みんな多かれ少なかれ恨みや嫉妬心など心の闇を抱えていますよね。時には嫉妬の心理が努力の起爆剤になることもあります。ですがあまりに心の闇が深い人はトラブルも多いものです。ここでは心の闇が深い人の原因と特徴についてまとめました!
【はじめに】心の闇ってどんなもの?
ストレスのある現代社会で精神が疲れてしまっている人は多いです。多少の疲れや緊張感はよい結果を産むことがありますがあまりに長期に渡ったり極度のストレスは心身ともによくありません。現代社会では心の闇が深い人が増えていると言われる傾向がありますが、どんなものが心の闇といわれているのでしょうか。
多くの場合、心の闇は対人関係が原因であらわれるのが特徴です。彼氏の不倫だったり学生時代のいじめなどのつらい経験が男性不信や普通だったら信じられないレベルで人を憎んだりという結果に繋がってしまいます。そういう意味では心の闇を抱えるきっかけはどこにでもあり、心の闇がない人なんていないのかもしれません。
ですが生活に支障をきたすレベルの心の闇はできれば持ちたくありませんよね。ここでは心の闇が深い人の心理や原因、特徴についてまとめました!
心の闇の特徴① 極度にネガティブ
心の闇を抱えている人の心理状態として極度にネガティブな人がいることがあげられます。「何かを始めてもどうせうまくいかないんじゃないか」「どうせ自分だからうまくいくわけない」と考えるのと共に「もし~~~が起きたらどうしよう」などまだ起きてもいない不安に駆られてしまうこともよくあります。リスクを想定することは特に何か大きな物事をする際には考える必要がありますが日常生活の小さなことにもリスクを感じてしまうことがあげられます。
仕事での人間関係で顕著に
心の闇を抱えている人のネガティブさは仕事での人間関係で如実にあらわれます。仕事は毎日関わっていくものですし人間関係はただでさえトラブルが多く起こります。例えば何か仕事を頼まれたときにも「自分が嫌われてるから仕事を押し付けられたんじゃないか」「このままじょじょにいづらくなって異動までいったらどうしよう」など実際は些細なことにも極度のストレスや恐怖を感じるのが特徴です。
心の闇の特徴② 眠れない
2つ目の特徴は眠れないというものです。心の闇を抱えている人の中には特定のものに強い不安を感じる人が多くいますが、その不安が原因で夜眠れない人もいます。上で述べたネガティブな心理が原因で眠れなくなってしまうことも。
夜普通であれば当然寝ているはずの時間に眠れないせいで昼間ぼーっとしてしまったり、体調を崩してしまったという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。それが長期間に渡ってしまうとつまらないミスも起こしてしまい、悪循環になってしまいます。
解決するのが難しい
こうした不眠に関わるものは心理的なストレスが原因で起きることが多く、不安を抱えたままではぐっすり眠ることはできません。ですが、心の闇が深い人の悩みは大抵今の自分ではなんとかならないものも多いですよね。過去のつらい経験などが原因で眠れないPTSDのような状態の人も多く、薬などで何とか不眠を改善しようと考える人が多いのも頷けます。
心の闇の特徴③ 他人が信用できない
他人が信用できないというのも心の闇が深い人の特徴の1つといえます。誰しも生きてる間には家族や友達をはじめ、他人に頼らざるをえない場面がでてくることがありますよね。自分1人ではできることが限られており、年を重ねてできることが増えてくるにしたがって結婚生活や育児、介護など他人に頼らなくてはできないこともでてきます。心の闇をかかえている人の中には他人が信用できない人もおり、なかなか人にものを頼むことをしません。
裏切られたことがある?
こうした人間不信の裏側にも他人が信用できなくなるような経験があることがあります。極端な話ですが信頼できるはずの親が自分を捨てていったなど、ケースは違えど裏切られたような気持ちを抱えている人は多くいます。
「他人に何かされるんじゃないか」と気になって人にものを頼めない、信用することができない場合も多いです。確かにお金の貸し借りや子供を数日間預けるなどのことには敏感になるのも不思議ではありません。心の闇が深い人は過去の経験から防衛本能が過剰に働いてしまっているのかもしれません。
心の闇の特徴④ 不満を我慢して溜めてしまう
4つ目の特徴は不満を我慢して自分の中に溜めてしまうことです。日常生活では仕事や恋愛、家族関係など少なからずストレスを抱えさせる原因となる人付き合いや義務があります。そういった不満は誰しもあるものですが、それを発散できずに抱え込んでしまう傾向があります。
お酒を飲む、ドライブをする、カラオケにいくなど自分の好きなことや趣味でリフレッシュすることができる人はまだいいですが心の闇を持っている人はそういった機会が少ないのが特徴です。
はけ口がないと悪循環に
自分の趣味や発散できる習慣がないとどうしても日々の不満を内々に溜め込んでしまいますよね。仕事や人間関係での怒りや不満は解消されずに溜まってしまうとその人に対して悪感情を持ち続けることになってしまいます。他人に対してよくない感情を持ち続けたままでいるのは心理的にもよくないですし、じょじょに他人にも厳しくあたるようになってしまいます。心理的に余裕がないと他人にも優しく接することは難しいですよね。
心の闇の特徴⑤ 躁鬱のような状態になる
心の闇が深い人の特徴として精神が安定せず、躁鬱のような心理状態に陥る人も多くいます。特徴④であげたように不満のはけ口がなく、自分の中にストレスを我慢して溜め込んでしまうのはある種人間として自然なことなのかもしれません。はけ口がないなら誰しも同じように溜め込んでしまいます。それと比べると躁鬱のような心理状態になってしまう人はそこから更にもう1歩進んでしまった人だといえるかもしれませんね。
喜怒哀楽の差が激しすぎる
具体的には小さなことで急に元気がなくなり落ち込んだり数日間そればかり考えて眠れなくなってしまうことがあります。その半面、特に何かいいことがあったわけでもないのに急にテンションが振り切れたかのように明るくなり、人によっては騒がしさを覚えるほどハイになってしまうことも。
筆者も10代後半の時に知人がこういった状態になったことがありました。その当時は知識もなく、何でこうなってしまったのか不思議に感じました。ストレスや欲求不満が溜まってしまうと自分の心理状態を抑えられなくなってしまうようです。
心の闇の特徴⑥ 他人の悪口をいう
心の闇が深い人の特徴として他人の悪口をいうことがあげられます。他者の悪口の1つや2つは日常生活ではよくあることでむしろ避けられないことだと思いますが、心の闇を持っている人の悪口は度の越えた狂気的なものであることが多いです。
子供に対して急にヒステリックになり罵詈雑言を浴びせかける母親などをまわりの人やドラマなどで見たことがあると思います。子供に関しての場合育児ノイローゼという単語がよく用いられますがやはり対人関係が原因でよくあらわれる特徴だといえます。
そ、そこまでいうの・・・・
心の闇が深い人の悪口はただ言葉だけでなく自分の感情が制御できていないような心理状態が特徴です。相手をどうしても許すことができない、相手が生きていること自体が許せないかのように一心不乱になっているケースもあります。
ただ原因が明確にあることもおおく、先ほどの育児ノイローゼのように不満のはけ口がないなどの場合に急に豹変してしまう可能性が高いです。狂気的なのも攻撃的というよりかは恐怖や不安を相手に持っていることがよくあります。
心の闇の特徴⑦ 極度の恋愛体質になる
恋愛に対して過剰に反応したり、極度に恋愛体質になるのも心の闇が深い人の特徴です。恋人の浮気や暴力など、パートナーに関することでトラウマを経験したことが原因になることが多いです。メンヘラやストーカーなど、恋愛絡みで心の闇を持ってしまう人は多くいますよね。略語になるくらいそういった人がいるということを考えると恋愛は幸せにも不幸せにも繋がるものなのかもしれませんね。
人間不信なんじゃないの・・・・・?
「心の闇が深い人は人間不信っていってたのに恋愛体質になるのっておかしくない?」と疑問に思う人も多いと思います。筆者も全く同じことを疑問に思って調べてみた結果、どちらも心理的な安定を求めての行動で向いてる方向性が違うだけだということが分かりました。
「安心したいから人と関わらずに1人でいたい」
「安心したいからそれを与えてくれる人と一緒にいたい」 というのはどちらも自分の心の闇からくるもので行動原理としては同じですよね。安心を求めた結果相手の浮気が異常に気になったり、束縛したりというのはある意味自然なのかもしれません。
心の闇の特徴⑧ 自分に対して投げやりになる
心の闇を抱えている人は自分に対しても投げやりだったり、後先考えない行動をとることがあります。自傷行為や食べ過ぎ飲み過ぎ、あまりに大きな不安とあいまって必要以上に薬を飲んだりというのも見方によっては自分の後先を考えない行動ととれるかもしれません。
精神的にも肉体的にもヤケになった行動をとる人は多くいますよね。薬の大量摂取などは不安によるところが大きいですが医者から説明を受けても理性では既に自分の不安を抑えられなくなってしまう人がよくいるように感じます。
注意を引くためやっている?
こういった自分に対してやけっぱちになった行動の中には他人の注意を引くために行っているのではないかと思われる行動もあります。リストカットしたことを他人に話したり、病院行った領収書など、最近ではTwitterなどのSNSでアピールする人もいます。そうすることで助けて欲しいというSOSサインを出していたり、話を聞いて欲しいと思っていることも。
普段は落ち着いてるのに一旦スイッチが入ってしまうとネガティブモードからなかなか抜け出せないという人は結構いるのではないでしょうか。心の闇が深い人はその度も深いのでしょうね。
心の闇の特徴⑨ 人目が病的に気になる
人目が病的に気になるのも特徴の1つです。多かれ少なかれ人目を気にすることは誰しもありますが、度を過ぎてしまうと何事もよくありません。心の闇が深い人ほど、他人の目線や感情に対して敏感になっていることはよくあります。
「マスクをしているとなんとなく落ち着くから」という理由で風邪や花粉症でなくてもマスクをしている人もいます。そういった人の中には自分が衆人環視に晒されてるような気持ちに陥る人もいます。自分がどこのだれだと知られたくないからマスクをつけるようになる人もおり、心理学では度は違えど人目を気にする心理が働いた結果だと考えている人もいます。
公共の場にいけなくなることも
マスクをしたり帽子を被ったりする程度ならまだしも、こうした人目が病的に気になってしまう状況がより深刻になると公共の場にいくのも難しくなってきます。みんなが自分のことを見ているような気になったり、笑い声が聞こえたときも自分のことを笑っているのではないかと心配になったり。人が多くいる場所にいくだけで緊張してしまう人もいます。
心の闇の特徴⑩ 突然パニックになってしまう
普段は冷静で落ち着いているように見えるのに、突如としてパニックを起こしてしまうのも心の闇が深い人の特徴です。ここまでいくと完全に闇を抱えているのがまわりから見ても分かります。急に発狂したかのように叫んだり走り出したりということも珍しくなく、見ている人から見るとそっちの方が恐ろしく感じるかもしれません。前触れがなく突然スイッチが入ってしまうのも予想が難しいところです。
過去のトラウマにも関係が?
こういった突然パニックに陥ってしまう人の場合は何か過去のトラウマが原因で何かの拍子にスイッチがオンになってしまう傾向がよくあります。職場でいじめられていた経験があるから異動の後でも上司に注意されると急に叫びだしてしまったり、広場で倒れたときに誰も助けてくれなかったから人目のある場所にいくのを極端に避けるようになったり。過去のトラウマが原因だとしても克服させようとして無理矢理引っ張りだしたりした場合、余計にこじらせてしまうこともよくあります。
心の闇の特徴⑪ 信じられないほど人を憎む
最後の特徴は人を憎むというものです。これだけならば別段特筆するべきことでもなく、誰にでもある程度はあることだと思います。ですが心の闇が深い人の憎しみは時に想像を絶するほど強烈なものです。
10年前のことをいまだに鮮明に覚えている上に憎んでいたり、相手のことを少し考え込むだけで叫びだしたりものにあたったりなど。憎んでる相手のことが脳内に浮かんだまま数時間経つというような状況そのものがそもそも異常だといえるかもしれません。
対人関係の闇は深い
筆者の周りにも同じような状況になった人がいました。その人含め複数人で久しぶりに会った際、学生時代の話になったのですがその当時で既に8年以上経っていたにも関わらず1人の同級生をいまだに憎んでいたことが分かりました。
学生時代の同級生に恥をかかされたことをいまだに覚えていたことも驚きですが、そのときの「いやー、でもあいつ許さんわ。目の前で事故にあったら動画とってやるのに。」との言葉に場が凍りついたことを覚えています・・・・・・。