夫婦喧嘩は誰だってしたくないものですが、なぜか「出産後に喧嘩の頻度が増えてしまった」という声が多く聞かれます。その理由の多くが、夫が家事や育児をほとんど手伝わないから?とも。子どもが生まれてから増える夫婦喧嘩の原因を考えて、良好な夫婦関係や家庭環境を築くための大切なヒントを紹介します。
喧嘩の原因は夫婦の関係性にも
子どもが生まれてから夫婦喧嘩が増えるのは、夫婦の関係性が理由かも知れません。「夫が家事や子育てに参加してくれない」「夫婦二人だけの時よりも協力が減った」など、夫婦喧嘩が増える背景には、妻側の負担増と不満が隠れています。
解決するためには、夫が家事に積極的に参加することも必要ですが、そのために妻である女性側も少しだけ「アプローチ方法」を変えてみましょう。 「責任を果たすのは夫として当然!」「黙っていてもやって欲しい」という思いを強調するのをできるだけ抑えて、喧嘩腰にならずに、夫婦が協力し合いやすい環境作りを心がけてみましょう。
時には甘えも必要!
女性は出産と子育てを経て、強くなりますが、その分がんばりすぎてしまうこともあります。自分がやらなければ家庭も子育ても回っていかないと思う気持ちは当然ですが、時には気持ちを楽にして、旦那さんに甘えてしまうことも大切です。
恋人時代や新婚の時には、素直に甘えられていたのに、子育てが始まってから甘えられなくなった人も多いのではないでしょうか?「家事を分担して欲しい」という思いも、喧嘩腰に責めるように言ってしまってはいませんか? 「自分ががんばらなくては!」「自分ばかりがんばっているのに…」といった気持ちはひとまず置いて、たまには弱音を吐いて旦那さんに甘えてみましょう。それだけでも、旦那さんも優しく歩み寄る態度を見せてくるかも知れません。
また、「ここだけは譲れない」という家事や子育て方針は曲げる必要はありませんが、反対に「ここは手を抜いてもいいかな?」と思う部分は手を抜き、旦那さんに任せきってみましょう。そして、任せたら「家事の質」には目をつぶり徐々に上手になるまで旦那さんを育てるつもりで。
よその家庭と比較はせずに
夫の協力や子どもの成長、夜泣きやトイレトレーニングなど、周囲に同じくらいの年の子どもがいると、つい比較したくなりますよね。しかし、夫には夫のスキルや考えがあるでしょうし、わが子にはわが子の成長スピードがあるもの。 他人の家庭と比較したり、うらやんだりするのはおすすめしません。「うちの方が良い」と思えるのであれば比較も楽しいでしょうが、「隣の芝生は青い」と見えてしまうことが多いものです。比較は自分の精神衛生上も良くない上に、喧嘩の原因にもなりかねません。
家事も育児も楽に!先人のアイデアと家政婦さん
子育て中の女性は、家事も育児も抱えて、実際に体力的にも大変で疲れもたまりやすくなっています。気持ちの面で楽になったとしても、肉体的に大変なのが改善されなければ問題は解決されていないこと同じでしょう。子育て中で大変な時に家事や育児を楽にするにはどうしたら良いでしょうか?
先人から学んで工夫アイデアを盗む!
子育ては、昔から皆がやってきており、みんなが同じように大変な思いをしてきています。夫婦共働き家庭も多い現代社会の子育ては、家電や赤ちゃんグッズなどで便利にはなっているものの、それでも忙しさに変わりはありません。 そんな大変な子育ての負担を減らして快適にするためには、先人たちの行なってきた工夫やアイデアを盗んで活用することが大切です。 「おばあちゃんの知恵袋」のようなアイデアから最新の家電の活用方法、スケジュール管理方法など、先輩ママたちが行なってきた情報を集めて、自分に合う方法をどんどん取り入れましょう。
お金を出して解決できることもある!?
現代社会の子育て家庭には、ご存じの通り共働きが増えています。それに伴い、子育てや家事をサポートするサービスも増えました。 プロの機材と技術を活かした「ハウスクリーニング」や、普段の家事を代わりにやってくれる「家事代行」などのサービスを活用することで快適な生活が手に入るなら、多少の出費にも目をつぶり、利便性を取ることも大切です。 むしろ家事を仕事としてその対価を考えれば、お得かも知れません。 時間に余裕が生まれて、精神面での負担が減るならば、適宜利用しない手はありませんね。 今後は、共働き家庭やファミリー層だけでなく、誰もが気軽に家事代行サービスを使うのが当たり前になってきそうです。