人とのやり取りにコミュニケーション能力はかかせないもの。「共感力」を高めれば、日常がもっと楽しくなる。

仲の良い友達とはどれだけ話しても全然会話が途切れないのに、初めて会う人となると、緊張のせいなのか「あれ、会話ってどうやって進めるんだっけ?」と急に会話が難しく感じてしまうことってありませんか? 人見知りな人はもちろんのこと、単純に波長が合わないなんて人もいるはずです。

会話でもっとも大事なものは「うんうん」とか「わかる」、「そうだよね」というような“同調”だというテクニックをこれまでに聞いたことがありますが、そういった言葉を並べても、対して話が盛り上がるわけではなく、そこで会話が続かず終わってしまう……なんてことも少なくはないはずです。会話のキャッチボールがなかなか続かない。 そんな人たちに足りないのが「共感力」なんです。

2コミュニケーションを円滑に! 「共感力」を高める6つのテクニック
出典: instagram.com (画像=『Cinq』より引用)

この人なら話せる、なぜか信頼できる。
そんな風に思ってもらえるような人になりたいと思っている方は、少なくはないでしょう。今回は「共感力」を高める方法について、一緒に学んでみませんか? 共感力を高めるテクニックについて紹介していきます。

共感力を高めるテクニック①相手の動きと合わせる

向き合って座るときに、相手の手先の動きや、足の向け方などに注目してみてください。動きがあれば、それとリンクさせるように自分も動きを意識してみましょう。 さり気ないタイミングの一致によって、一体感が生まれます。これを「ミラーリング効果」と呼びます。ミラーリングは心理学でつかわれる言葉で同調効果を表します。ミラーリングを行うことによって、自然な空気感が生まれるようになるのです。

打ち合わせであれば、飲み物を飲むタイミングを合わせる。
食事をしている場合は食べるペースを合わせる、等の簡単なことからでも大丈夫です。さり気ない動きを一致させることを意識して、一体感を身に付けて。

共感力を高めるテクニック②声のトーンとテンションを合わせる

相手が落ち着いたトーンで会話しているときは、自分も落ち着いたトーンで話す。相手が楽しそうに盛り上がっていたら、自分も楽しそうに明るい声で話す。声のトーンやテンションにもミラーリングを使いましょう。「動き」と同じように「感情」を相手に合わせていくことです。

テンションや声のトーンが違っているだけで「なんだか合わない」というようなマイナス印象がつくこともあります。協調性をもって、人との会話を楽しんでいきましょう。

共感力を高めるテクニック③繰り返す相槌

これが悩みなんだ、ということに対して「そうなんだ」と答えるのと、「なるほど、それが悩みなんだね」と返してあげるのでは、受け取り手として大きく印象が異なります。

同じ言葉を繰り返して使うことは、相手の言葉をよく聞いているという証にもなるのです。 “同調”にはいろんな言葉がありますが、相手の言葉を聞き取る姿勢をみせることも大切なのです。

最近はスマホを操作しながらの会話も多いけれど、それってなんだかとても寂しくなりますよね。相手の言葉をよく聞いて、受け答えを変えるだけで、他の人と差をつけることができますよ。

共感力を高めるテクニック④自分が話して相手も話す、流れをつくる

「話上手は聞き上手」という言葉がありますが、まさにその通り。
自分から話すことができる人は、相手にとっても話しやすい空気感をつくることができる人なのです。 相手が悩んでいることを見越して、「私は最近〇〇に悩んでて…あなたはどう?」というような、自分の話をした後に相手の話を聞く姿勢に持っていくことが共感力を高めるコツ。自分の経験談を話すことによって、相手も話しやすい環境が生まれます。

これはひとつ上のテクニックですが、自分と同じような趣味があると知った人とは急に会話が盛り上がったり、距離が縮まることがあります。それは「これも良いと思わない?」「思う!」というような共感がいくつもあるからです。

相手のことをよく理解した前提で、会話の途中に「〇〇だと思ってるでしょう?」と本心を引き出してあげることができる人は、とても共感力が高い人です。