カードローンの申し込み方法

4困ったときに便利な銀行のカードローン!申込方法や審査の基準を解説
(画像=dzono/stock.adobe.com,『UpU』より引用)

カードローンの申し込みの流れについては以下のとおりです。

申し込み

申し込み方法はインターネットや郵送、電話などが用意されています。取り扱う金融機関によって異なりますので、自分の使いやすい申し込み方法を利用しましょう。

書類提出・審査

カードローンの申し込みには審査があり、その審査のために必要な書類を提出します。具体的には以下のような書類が必要となります。

・本人確認資料
個人番号カード(マイナンバーカード)
運転免許証、各種健康保険証
日本国発行のパスポート
在留カード
住民基本台帳カードいずれかのコピー

金融機関によって、いずれか1つでいい場合と2つ必要な場合があります。申し込み時に確認しておきましょう。

・収入証明資料
源泉徴収票
住民税決定通知書
納税証明書その1・その2(個人事業者の方)
確定申告書第1表・第2表のいずれかのコピー

こちらも利用する金融機関やほかに借入れがある場合によっても異なりますので、金融機関からの指示に従って提出してください。

審査回答通知

審査結果について、申し込み時に指定した方法(メールもしくは電話)にて回答があります。

カード受取

審査に通過した場合は、ローンカードが郵送されます。金融機関によっては、本支店内にローン契約機が設置されていて、申し込みから受け取りまでローン契約機で行える場合があります。

審査に通りやすい人、通りにくい人

5困ったときに便利な銀行のカードローン!申込方法や審査の基準を解説
(画像=takasu/stock.adobe.com,『UpU』より引用)

カードローンの申込にあたっては、利用する金融機関の審査に通過する必要があります。審査基準については、それぞれの金融機関で異なり、審査に通らなかったとしてもその理由は教えてもらえないことがほとんどです。ただし、「審査に通りやすい人」「通りにくい人」の一般的な傾向がありますので、そちらを見ていきましょう。

こんな人は審査に通りやすい

まず重要視されるのが、「本人の属性」「信用情報」「他社からの借り入れ」です。安定した収入があることが、審査に通る条件の一つでもあることから、本人の属性として「信用性・安定性の高い企業に勤めている方」であれば、審査に通りやすいと言えます。 また、信用情報に傷がないことも審査に通過する条件の1つです。過去に延滞などの金融事故を起こしていなければ、審査に通りやすいと言えるでしょう。

さらに、申し込み時に他社の借入れがないことも、審査における高いポイントにつながります。ほかに借入れがあるということは、その返済に新たにカードローンの返済が加わるということになり、申し込み者にそれだけの返済能力があるかどうかをチェックされることになります。

カードローンを申し込む際には、できるだけ他社からの借入れをなくしておくことを心がけましょう。

こんな人は審査に通りにくい

簡潔にまとめると、審査に通りやすい人と逆のタイプが審査に通りにくいと言えます。金融機関は必ず申し込み者の信用情報について、信用情報機関に照会をかけます。その結果、過去に長期の滞納やそれによる強制解約、さらには個人再生や自己破産などの事故情報があることがわかった場合、審査に通ることは少ないと言えるでしょう。

また、他社からの借入れやフリーローンなどの利用がある場合は、審査に通りにくいとも言われています。このように複数社からお金を借りている状態の人を「多重債務者」と言いますが、金融庁は多重債務者を救済するように働きかけています。このような多重債務の状態である場合は、新たなカードローンの審査に通りにくいと言われています。

さらに、とにかくお金を借りたいからといって短期間に複数のカードローン会社に申し込む方もいますが、そのような行動は避けましょう。なぜなら、審査結果に関係なくカードローンに申し込んだという情報が信用情報機関に登録されるからです。

そして、審査照会の際に複数のカードローン会社に短期間に申し込んだことがわかると、金融機関は申し込み者に対して「かなりお金に困っている人なのではないか」という疑問を抱きます。それが審査において悪影響をおよぼし、審査に通りにくくなってしまうのです。

借り入れは無理のない範囲で

担保も保証人も不要で、審査時間も短いことから、急な出費の際に利用するには便利なカードローンですが、あくまでも借入れであることを忘れてはいけません。そして、借りたお金は必ず返す必要があります。

とくにカードローンは限度額までであれば何度でも利用でき、返済額も毎月一定であることから、気づいたときには返済が困難な状態になっているケースもあります。そのような状態に陥らないよう、利用状況については常に確認し、返済においてもできるのであれば追加返済などを行って完済までの期間を早めるようにしましょう。

カードローンは使い方によっては自身にとって便利で有益なものになります。注意すべき点をきちんと守って有意義に活用するようにしてください。

新井 智美(あらい・ともみ)
トータルマネーコンサルタント CFP®、一級FP技能士(資産運用)、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員 個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、年間100件以上の執筆・監修業務を手掛けている。

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