ひび割れを防止する食器洗いはスポンジ選びが重要
やわらかい素材で傷つきにくいスポンジを使うことで、グラスのひび割れを防止できます。
両面使えるタイプのスポンジなら、研磨粒子が入っていないふわふわした面を使ってください。
力を入れてこすると細かい傷がつきやすいため、洗い方も重要です。
ビールグラスの内側に汚れが残ると味わいや泡立ちも変わってきますので、正しい食器洗いを意識しましょう。
プロ直伝の食器洗い方法を意識
ひび割れを防ぎつつもキレイに洗うためには、グラスに合った食器洗い方法を意識します。
下記手順で洗うことにより、繊細なグラスであっても汚れが残らず透明感ある状態を維持できるでしょう。
1.手の脂がグラスにつかないように、ハンドソープなどを使って手洗いします。
2.泡立てたスポンジをグラスの口部分に沿わせて、くるっと1周洗ってください。
3.グラス内側の側面にスポンジを沿わせて、くるっと1周洗います。細長くて十分な長さがあるスポンジを使うことが汚れを残さない工夫です。
4.底にスポンジがあたるように意識しつつ、汚れを丁寧に落としましょう。
5.ぬるま湯ですすぎ洗いして、軽く水気を切ってください。
手には汚れがたくさんついていて、食器洗いをはじめる前にきれいにするひと手間が大事です。
他の食器を洗った後にグラスを洗う場合には、とくに意識したいポイントでしょう。
ひび割れを防ぐためにやわらかい素材のスポンジを選びますが、正しい洗い方を守れば汚れはしっかり落ちてくれます。
内側や底に汚れを残さないことが、飲み物をおいしくするポイントです。
くすみが気になるときは酸性で洗う
ひび割れ防止の洗い方はやさしく丁寧に進めるのが基本ですが、くすみがでてしまうケースはあります。
グラスのくすみがとくに気になるときには、酢やクエン酸など酸性物質を使ってお手入れしましょう。
くすみの原因は水道水に含まれるカルシウム成分なので、酸性と中和させることによってしっかりきれいになるためです。
クエン酸を使った洗い方では、クエン酸を薄めたスプレーをグラスの内側に吹き付けて食器洗いスポンジでこすります。
酢を使った洗剤なら、そのまま活用できて便利です。
クリスタルグラスのように酸性が苦手な素材もあるため、あらかじめ確認してからお手入れしましょう。
洗った後にマイクロファイバー素材の布巾で拭くと、カルキ汚れを残さずにきれいな状態を維持できます。
すぐにグラスを使う場合は、内側は拭かなくても大丈夫です。
ビールなどの飲み物は少し水滴が残っているくらいでは薄まらず、味わいには影響しません。
クロスの繊維が残ってしまうほうが問題で、泡立ちやキレが変わってきます。
飲み物が直接つかない外側は水分を拭き取ると汚れの付着を防止できますので、食器洗い後のひと手間として取り入れましょう。