フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。仔牛などの肉に、セージ(ハーブ)と生ハムを重ねて焼いたイタリアローマの代表的料理「サルティンボッカ」。今回は生姜焼き用の豚ロース肉を使って手軽に作るサルティンボッカと、セージの代わりにしそとチーズで作るレシピの2つをご紹介します。
このレシピを試すのにかかる時間
各10~15分
イタリアローマの代表的料理「サルティンボッカ」
仔牛などの肉に、セージ(ハーブ)と生ハムを重ねて焼いたイタリアローマの代表的料理「サルティンボッカ」。
サルティンボッカは、イタリア語で「口に飛び込む」という意味で、短時間で作れるからすぐ食べられる、というのが語源なのだそうです。手軽に作れるイタリアンなら、ぜひ作ってみたいですよね。
生ハムの塩気と風味でおいしくできるので、味付けはシンプル。またソーセージでおなじみの「セージ」という肉によく合うハーブを使うので、とても風味よく仕上がります。
セージがない場合は、バジルやしそなどでも。
セージのグリーンで見た目もよく、ワインと共にテーブルにのせれば、ちょっとお洒落なディナーになります。
もともとは仔牛の肉で作る料理ですが、豚肉や鶏肉でも作られるそう。
生姜焼きの豚ロース肉で作るサルティンボッカ
材料(1~2人分)
生姜焼き用豚ロース肉 3枚
生ハム 6枚(小)
セージ 6枚
白ワイン 大さじ2
オリーブオイル 大さじ1/2
バター 10g
小麦粉 適量
塩・こしょう 適量
付け合わせの野菜 適量
※肉や生ハムの大きさによって分量を加減してください。
作り方
① 豚肉は半分に切る。生ハム、セージの順にのせて楊枝で止める。(生ハムの塩気があるので、塩はしなくてもいいと思いますが、肉に下味をつける場合は、ごく薄くするようにします。)
② 肉の面に小麦粉を薄くつける。
③ フライパンにオリーブオイルとバターを入れて火にかけ、生ハムの面を下にして入れる。軽く焼き色がついたらひっくり返して裏面を焼く。
④ 白ワインを入れて、時々ゆすりながら焼き、付け合わせの野菜と一緒に盛り付け、フライパンに残ったソースをかける。