白湯を飲むことで生まれる効果とは?

①腰痛や肩こりが改善する

白湯を飲むと、腰痛や肩こりなどが改善すると言われています。その理由は白湯が体の内側の温度を上げてくれることにあります。肩こり・腰痛の大きな原因の1つが血行不良です。白湯を飲んで体を温めると、全身の血の巡りが良くなり、コリが改善されるのです。

②体から不要なものをデトックスできる

白湯を飲むことでデトックス効果も期待できます。白湯は内臓を温め、胃や腸の働きを活発にしてくれます。内臓がしっかり働くことで、消化する力が上がり、体に溜め込んだ不要物や毒素が排出されやすくなることが理由です。また便秘解消にも効果的ですよ。

③冷え性が改善される

白湯を飲み続けると冷え性が改善されるとも言われています。冷え性は大きく分けて2つの原因から成るといわれています。1つめは内臓の冷え、もう一つはストレスなどによる自律神経の乱れです。白湯を飲むとどちらの原因にも働きかけてくれるため、冷え性が治るのです。

また冷え性が悪化すると代謝が下がり、太りやすい体になるとも言われています。しかし白湯を飲めば体の基礎代謝が上がるため、脂肪燃焼やむくみ改善など、ダイエット効果も見られますよ。冷え性そのものと、冷え性から来るその他の症状に白湯はよく効くのです。

④体が丈夫になる

白湯を飲み続けると、体が丈夫になるとも言われています。その理由は免疫力がアップすることにあります。白湯を飲んで体の温度が1度上がると、免疫力は5倍以上に跳ね上がるのです。免疫力が鍛えられるため、風邪を引きにくい体になれるのですね。

白湯の簡単な作り方とは?

やかんでの作り方

白湯はやかんで作るのが一般的だとされています。やかんに水を入れて火をつけ、15分ほど沸かし続ければ白湯が完成します。非常に簡単にでき、特別なことは必要ありませんので、隙間時間にサッと作ることができますよ。以下に詳しい作り方を載せておきますので、是非参考にしてみてください。

やかんでの白湯の作り方

  • やかんにたっぷりの水を入れ、蓋を閉めて強火で熱します。
  • 水が沸騰したら蓋を取ります。
  • 火は弱めず、そのまま15分ほど沸かし続ければ完成です。

電子レンジでの作り方

白湯は電子レンジでも簡単に作ることができます。やかんで水を沸かすよりも時間が短縮される上に簡単ですので、朝など時間がないときにおすすめですよ。沸騰させないため、冷まし方等に気を配る必要もありません。量も自分が飲む量を調節して作れます。

電子レンジでの白湯の作り方

  • コップに自分が飲む量の水を入れます。
  • ラップはかけず、500Wのレンジで2分ほど温めましょう。
  • 電子レンジに温度調整機能が付いている場合は、50度を目安に作ってください。
  • ちょうど良い温度になったら完成です。

電気ケトルでの作り方

やかんを使わず電気ケトルでお湯を沸かす、という人も多いでしょう。その場合は電気ケトルでも簡単に白湯を作ることができますよ。水を沸騰させ、コップなどを使った冷まし方で温度を下げれば、簡単に白湯が完成します。電気ケトルを使う場合は自分が飲みたい量の白湯を沸かすようにしてくださいね。

電気ケトルでの白湯の作り方

  • 電気ケトルに、自分が飲みたいだけの量の水を入れます。
  • スイッチを入れ、お湯を沸かします。
  • お湯が沸騰したらコップにお湯を入れ、適切な温度になるまで冷まして、完成です。

白湯の作り方のコツとは?

①水は多めに入れておく

やかんで白湯を作るときは、多めの量の水を沸かすようにしてください。電気ケトルや電子レンジでは自分の飲むだけの量を飲めば良いです。しかしやかんでは15分ほど沸騰させ続ける必要があります。その際水が蒸発してしまうので、飲むだけの量しか入れていなかった場合、完成量が少なくなってしまうのです。

やかんで水を沸騰させて作る時は、必ずたっぷりの量の水を沸かすようにしてください。目安としては自分が飲む量の5倍程度の量を沸かすと良いですよ。

②時間をかけた冷まし方を行う

白湯を作る時は、じっくり時間をかけた冷まし方が大切です。冷まし方は白湯の品質を左右します。時間がないからといって、冷たい水を加えるような冷まし方を行なってはいけません。理由は、温めることによって消えた有害物質が再度発生する可能性がある上、適切な温度に調整することが難しいからです。

必ず、自然に温度を落とす冷まし方で白湯を作ってくださいね。時間はかかりますが簡単ですし、効能の高い白湯を作ることができますよ。こういった理由があると認識して白湯を作ることが大切になります。ぜひ、この冷まし方や理由を念頭に置いてください。

③沸かし直しはしない

白湯を作る時は、一度沸かしたお湯を再度沸かすことはNGです。水は一度沸騰させることでまろやかな口当たりになりますが、二回以上沸かしてしまうと酸素の構造に変化が現れ、お湯の味が落ちてしまいます。またお湯を沸騰させることで有害物質を消すことができますが、沸かし直すことで再び有害物質が発生するのです。

白湯を飲む時は沸かし直しをせず、ちょうど良い温度になったタイミングで飲むようにしてください。最後まで飲みきれない場合は、沸かし直しのない保温ポットや保温ボトルなどを活用すると良いですよ。