私は実はヨーグルトが大好きです!できれば毎朝食べたいと思ってます!
ヨーグルトを語るのに、「乳酸菌」「ビフィズス菌」は欠かせません。

でも、「乳酸菌」と「ビフィズス菌」の違いって何でしょうか?
ちゃんと説明できる人は少ないと思います。

今日は「乳酸」と「乳酸菌」と「ビフィズス菌」について分かりやすくご説明します!

乳酸とは?

「乳酸」って聞いたことあるけど、そもそも「乳酸」ってなんだっけ?という方も多いでしょう。

乳酸は、(味覚の観点から)一言でいうと、「酸味物質」の一つです!
酸味物質には、クエン酸、酢酸、リンゴ酸などがありますね。

乳酸は、酢酸(いわゆる、お酢のキー成分)と構造も似ています!

 

 

ちなみに、「激しい運動をすると乳酸がたまる」と言いますが、乳酸自体が疲労物質ではなく、激しい運動(無酸素運動)をすると酸素が行き届かなくなり、クエン酸回路が回らずに解糖系だけでエネルギーを生み出そうとするため、ピルビン酸から乳酸への反応が促進されるのです。

 

乳酸菌とは?

最近、乳酸菌ブームですね!スーパーに行くと、乳酸菌が入った食べ物がたくさん売られています!
「乳酸菌」って書いてあると、なんか、体に良さそうですよね。

でも、「乳酸菌って何?」と聞かれて正確に答えられる人はなかなかいないと思います。

 

乳酸菌の定義
Wikipediaさんの主張:

細菌の生物学的な分類上の特定の菌種を指すものではなく、その性状に対して名付けられたものである。発酵によって糖類から多量の乳酸を産生し、かつ、悪臭の原因になるような腐敗物質を作らないものが、一般に乳酸菌と呼ばれる。

つまり、Wikipediaさんは

乳酸 = 多量の乳酸を作る菌

と言っています。

 

え?「多量」ってどのくらい?と思ったので、いろんな文献から専門家の意見を調査してみたところ

乳酸菌とは乳酸を多量に産生(消費したグルコース量に対して50%以上の乳酸を産生)する細菌の総称

という内容をみつけました。

 

つまり、「乳酸菌」という菌の分類があるわけではなく、
「糖(グルコース)を分解して作る代謝物の半分以上が乳酸である菌」を「乳酸菌」と呼ぶようです。

※ここをハッキリさせておかないと混乱します。あらゆる菌(例えば大腸菌など)は、少なからず乳酸を作ります(人間だって乳酸を作る)。少しでも乳酸菌を作る菌を「乳酸菌」と呼ぶと定義してしまうと、ほとんどの菌が「乳酸菌」になってしまいます。

 

 

「乳酸菌」と「ビフィズス菌」の違いは?

「乳酸菌」と「ビフィズス菌」は、菌が違うわけですので細かく見ればもちろんたくさんの違いがありますが、ざっくりいうと、大きく2つの違いがあります!