21位:下鴨神社(下鴨・北白川・平安神宮エリア)

(写真=PIXTA)

導きの神、勝利の神として信仰を集める下鴨神社。正式名称を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言います。鮮やかな朱色をした楼門は高さ13メートルで、重要文化財に指定。広い境内にはその他にも多くの重要文化財があります。

参道にある摂社の「相生社(あいおいのやしろ)」は縁結びの神様である「産霊神(むすびのかみ)」を御祭神としており、縁結びのパワースポットとして多くの女性が参拝に訪れています。そのお社の左隣には「連理の賢木(れんりのさかき)」という縁結びのご神木があります。このご神木は2本の木が1本に繋がっており、「京の七不思議」の一つとしても知られているそうです。

22位:花見小路通(東山・祇園エリア)

(写真=PIXTA)

祇園の中心部を通る、祇園エリアのメインストリート。約1kmに渡って続く石畳の道沿いには、古くからのお茶屋さんや飲食店が軒を連ね、夜はお座敷へと急ぐ舞妓さん、芸妓さんの姿を見られることも。灯篭の灯りでライトアップされた夜の花見小路通は昼とは違った趣があり、通りを散策するだけでも楽しめます。

 

22位:八坂の塔(東山・祇園エリア)

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「法観寺」にある五重塔で、通称「八坂の塔」と呼ばれ祇園のシンボルとなっています。しかしお寺の境内には五重塔以外に目立った建物がなく、寺院自体を「八坂の塔」と呼ぶことも。塔の高さは46mで、東寺、興福寺の五重塔に次ぐ、国内第3位の高さ。現在の塔は1449年(永享12年)に足利義教が再建したもので、国の重要文化財に指定されています。

『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』でも一つ星を獲得しており、とくに「八坂通」から眺める「八坂の塔」の光景にはとても京都らしい趣きを感じます。

22位:貴船神社(大原・鞍馬・貴船・八瀬エリア)

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水の神様・高龗神(たかおかみのかみ)を祀り、昔から水を扱う商売をされている人々が多く訪れる神社で、絵馬の発祥地として知られています。かつて和泉式部が「貴船神社」に参拝し、夫との復縁を祈願したところ叶ったと伝えられ、縁結びのご利益があるとして多くの女性参拝者が訪れます。参道の石段の両脇には朱色の灯篭がつらなり、期間限定で行われるライトアップが幻想的。

25位:天龍寺(嵐山・嵯峨野・太秦・桂エリア)

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京都五山のなかで第一位の天龍寺。一番のみどころは、日本で最初に史跡・特別名勝に指定された曹源池庭園(そうげんちていえん)で、嵐山、亀山を借景にした美しい景観が楽しめます。とくに紅葉の時季はいつにも増してうっとりするような美景。また土日祝のみ公開される、法堂(はっとう)天井の「八方睨みの龍」も必見です。1994年には「古都京都の文化財」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されています。

 

26位:八坂通(東山・祇園エリア)

(写真=PIXTA)

京都を訪れたらぜひ歩きたいのが「八坂通」です。「八坂の塔」にいたる参道で、細い石畳の道に沿って連なる町家が情緒たっぷり。とくに八坂通から眺める八坂の塔が、京都らしい風情を感じる絶景だと言われています。

 

27位:キモノフォレスト(嵐山・嵯峨野・太秦・桂エリア)

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2013年7月の京福電鉄嵐山本線「嵐山駅」のリニューアルにともない設置されました。京友禅の生地を使った約600本のポールを林に見立てたもので、着物での散策にもおすすめ。日没から21時まではライトアップされ、暖かく柔らかい光が空間を包み込みます。

また嵐山駅のホームには足湯があり、駅への入場料はいらず、足湯の料金のみで楽しめます。足湯につかりながら、美しいキモノフォレストを眺めてゆっくりした時間を過ごすのもいいですね。

28位:二寧坂(東山・祇園エリア)

(写真=PIXTA)

産寧坂よりさらに北にあり、高台寺のあたりへ続くゆるやかな石畳の坂道。京都らしい風情を感じるこの通りは、京都観光のマストスポット!道の両側には老舗から新しいお店まで注目のショップが並んでおり、とくに2017年にオープンしたスターバックスは日本家屋を利用したもので、畳の席があることなどが話題となりました。

 

29位:哲学の道(下鴨・北白川・平安神宮エリア)

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熊野若王子神社前の若王子橋から銀閣寺西の銀閣寺橋までつづく、琵琶湖疏水に沿った約2kmの散策路で、哲学者の西田幾多郎らが好んだことから「思索の小径」と呼ばれていましたが、いつしか「哲学の道」と呼ばれるようになりました。春には桜のトンネル、夏には緑、そして秋には紅葉と四季折々の景色を楽しめます。

周辺には銀閣寺や安楽寺など観光スポットや雑貨屋さん、カフェ、和菓子屋さんなどが点在し、寄り道をしながら歩きたい小道です。
 

30位:産寧坂(東山・祇園エリア)

(写真=PIXTA)

清水寺の参道の一部で、豊臣秀吉の妻である北政所が使っていたと伝えられています。折れ曲がった石畳や石段の両側には昔ながらの建物が連なる、京都らしい風情を感じる通りで、二寧坂とともに京都市の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。お土産屋さんや和菓子屋さん、カフェなどの飲食店が並び、京都観光で歩きたいスポット。

2018年7月には、四角い升にはいった抹茶ティラミスが大人気の「MACCHA HOUSE 抹茶館」の2店舗目が、産寧坂にできたことでも話題になりました。

 

31位:東映太秦映画村(嵐山・嵯峨野・太秦・桂エリア)

(写真=PIXTA)

忍者体験や、お姫様、新撰組などの衣装がそろう変身体験、お化け屋敷などの体験アトラクションに、忍者ショーをはじめとするエンターテイメントショーなど、映画の世界を楽しめる体験型のテーマパークです。江戸の町を再現したオープンセットでは時代劇や映画の撮影も行われるので、撮影予定は公式ホームページでぜひチェックして。

 

 

32位:東福寺(東山・祇園エリア)

(写真=PIXTA)

京都五山のひとつで、嘉禎2年(1236年)より19年もの歳月をかけて完成しました。現存する禅寺としては最古で最大の「三門」は国宝に指定。そして、東庭、南庭、西庭、北庭と趣の異なる4つの庭が配された「本坊庭園」は、2014年に国指定名勝に登録されました。東福寺は紅葉の名所としても名高く、本堂と開山堂をつなぐ約27mの通天橋からは、京都随一とも言われる紅葉を楽しめます。

 

33位:高台寺(東山・祇園エリア)

(写真=PIXTA)

慶長11年(1606年)に、豊臣秀吉の妻・北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために創建しました。東山を借景とした池泉回遊式の「高台寺庭園」は昭和2年(1927年)に国の史跡・名勝に指定。そして開山堂と書院をむすぶ廊下の中央にある「観月台」は国の重要文化財に指定されており、北政所(ねね)が秀吉を偲びながら月を眺めたと言われています。

季節ごとに催される夜間特別拝観では、ライトアップされた境内を楽しむことができます。庭園や建物に映像が浮かび上がるプロジェクションマッピングも実施され、人気を集めています。

34位:先斗町(二条・烏丸・河原町エリア)

(写真=PIXTA)

先斗町はコテコテの京都という感じで整備された、いかにも京都といった雰囲気の先斗町通りを指します。趣があって、ここを歩くこと自体が観光アクティビティであり、常に観光客であふれています。

お茶屋遊びができるエリアは京都に五つ(五花街)あって、先斗町はそのひとつです。舞妓さんや芸妓さんが歌や舞踊などを練習・発表する場所である「先斗町・歌舞練場」もあり、観光名所となっています。

35位:建仁寺(東山・祇園エリア)

(写真=PIXTA)

京都最古の禅寺として、1202年に栄西禅師が建立しました。1202年は建仁二年にあたり、当時の年号から寺名がつけられています。

「建仁寺」といえば、教科書などで誰もが見たことがあるであろう、国宝『風神雷神図屏風』が有名です。保存のために本物は京都国立博物館に保管されていますが、最新のデジタル技術で再現されたものを見ることができます。その他、『双龍図』や『雲龍図』などの迫力ある寺宝、そして「〇△□の庭」という変わった名前のついた庭園などの見どころがあります。

36位:京都御所(今出川・北大路・北野エリア)

(写真=PIXTA)

かつて天皇が住まい、儀式・公務を執り行った場所で、現在の建物は安政2年(1855年)に再建したもの。 御所内で最も格式が高いとされる紫宸殿をはじめ、清涼殿、小御所、御学問所、御常御殿など平安時代以降の建築様式の移りかわりをつぶさに見ることができます。

37位:円山公園(東山・祇園エリア)

(写真=PIXTA)

八坂神社の近くにある、明治時代に開設した京都市内で最も古い公園で、日本庭園を中心に美しい風景を楽しめます。また毎年4月上旬から中旬にかけて桜が咲き誇り、しだれ桜の周辺では期間限定でライトアップも行われます。

38位:三条大橋(二条・烏丸・河原町エリア)

(写真=tripnote.jp)

三条大橋は鴨川に掛かる橋の中で、唯一木製の欄干が残っていおり、京都市のシンボル的存在です。注目したいのは、三条大橋のかたわらにある弥次喜多像のたもとから歩いて2本目の擬宝珠(ぎぼし)。池田屋騒動の時に新撰組隊士が付けたものと伝わる刀傷が残っています。傷自体はそんなに大きな物ではありませんが、記念に触っていく人が多いためか傷の部分が変色しているので、すぐに見つけることが出来るはずです。

38位:新京極通り(二条・烏丸・河原町エリア)

(写真=tripnote.jp)

多くの地元人や観光客でにぎわう京都中心部の商店街。1872年、東京遷都で衰えていた市民の士気を盛り上げようとして作られました。映画館や飲食店、お土産屋さんなど様々なジャンルの店が並んでおり、古くからある老舗もあれば、流行のエッセンスを取り入れた新しいお店もあります。京都の中心に位置しており、観光のついでにも立ち寄りやすく、活気にあふれています。

新京極通りを訪れたのであれば、ぜひ八社寺詣りをしてみましょう。新京極通りに並ぶ8つの社寺を詣ることを八社寺詣りと言います。8つの社寺とは、北から順番に誓願寺、誠心院、西光寺(寅薬師)、蛸薬師堂(永福寺)、安養寺(倒蓮華)、善長寺、錦天満宮、染殿院です。