高い安全性を誇る「GMOコイン」
GMOコインは東証一部・GMOインターネット <9449>のグループ会社である。インターネット時代の黎明期から培ってきたインターネット金融システムの構築・運用ノウハウを背景に、高度なセキュリティ対策を誇る取引所だ。
セキュリティ対策の基本として、法令に基づいて顧客資産を分別管理し、顧客資産と当社資産の日々の算定・照合を徹底している。
同社が誇るセキュリティ対策の要は、コールドウォレット(オフライン)管理とマルチシグ対応の強固なセキュリティだ。即時送付しない仮想通貨は通常、コールドウォレットに保管されている。コールドウォレットから仮想通貨を移動するには、複数部署で承認を受ける必要がある。同時に複数の秘密鍵を必要とするマルチシグ体制も採用しているため、秘密鍵をそれぞれ異なる場所に保管してリスクヘッジをしているのだ。
GMOコインのホームページでは、「お客様アカウント乗っ取り」と「システムへの侵入」の2つの観点で、サイバー攻撃対策について明記されており、そこからもセキュリティ対策を重視する姿勢と自信がうかがえる。
投資家の目的に合わせて、取引所の現物取引だけでなく、販売所としての利用や仮想通貨FXなど、取引形態を自由に選ぶこともできる。最初に、投資目的を明確にしてから取引を開始するといいだろう。値上がりを期待して、ビットコインまたはアルトコインをいくらか保有しておきたい人にも使いやすい取引所だ。
情報セキュリティ格付「A(シングルエー)」取得で安心セキュリティ―ビットポイント
ビットポイントも安全性が高いと謳っている取引所だ。同社は社内でのシステムの脆弱性テストや第三者によるシステム監査などによって、セキュリティ体制の強化を図ってきた。強固なセキュリティの裏付けとして、2018年10月11日付で情報セキュリティ格付会社のアイ・エス・レーティングから、「A(シングルエー)」の評価を得た。「A」格付は、金融・証券業のセキュリティとして求められる水準であり、安心して取引を行うことができると考えていいだろう。
中でもホットウォレット(オンライン)による仮想通貨の管理は、独自の管理システムで対応している。マルチシグ対応・不正な外部侵入に対する防御体制・SLL暗号化の採用と併せて、堅牢なセキュリティ体制の基盤となっている。
ビットポイントは、専門オペレーターによる電話サポートの拡充にも積極的だ。通常は土日祝を除く9:00~17:00に電話による問い合わせを受け付けているが、2018年12月28日までは、1時間延長して18:00まで問い合わせが可能だ。
圧倒的な流動性を誇るグローバル展開の取引所「Liquid by Quoine」
Liquid by Quoine(通称:Liquid/リキッド)は、シンガポールと日本、ベトナムにオフィスを構えるアジアのグローバル金融サービス会社であるQUOINE(コイン)が運営する仮想通貨取引プラットフォームだ。金融庁から「仮想通貨交換事業者」の第1号登録を受けている。
最高レベルのセキュリティをもとに、アジア最大の仮想通貨取引所としてのメリットを生かした圧倒的な流動性が魅力の取引所だ。背景にあるのは、QUOINEが開発したME(マッチング・エンジン)やSOR(スマート・オーダー・ルーティング)、CCCE(クロスカレンシー換算エンジン)といった、高い流動性を備えたネットワークだ。これまで流動性の低さから取引が成立しなかった通貨ペアでも、Liquidでなら成立しやすい。広く海外展開しているため、世界各国の通貨で入金することもできる。
取引できる通貨ペアの数は、34に上る。ビットコイン取引を皮切りに、今後、世界各国の通貨を利用して仮想通貨を取引したいと考える人におすすめできる取引所だ。LiquidのネイティブトークンであるQASH(キャッシュ)が取引できるのもここだけである。
Liquidのビットコイン送金時間は5~8分程度であり、その速さにも注目したい。2018年11月の発表によれば、通常1時間程度かかるビットコインの送金が、Liquidと仮想通貨取引決済機能「GAP600」を連携することで、入金処理時間が大幅に短縮されたのだ。ビットコイン送金の処理時間の長さが気になる人には、おすすめの取引所と言える。