手数料が安く取り扱い商品数も多い「ネット証券」の人気が高まるにつれ、これまで対面販売を重視してきた「総合証券」といわれる大手証券会社の中にもインターネット取引に参入するところが増えています。今回はその中の1つ、岡 三証券グループの岡三オンライン証券 についてご紹介します。

岡三オンライン証券とは

岡三オンライン証券は、1923年創業の岡三証券を中核企業とする 岡三証券グループのインターネット専業証券会社 です。

2000年代はSBI証券や楽天証券、auカブコム証券など、IT企業がインターネットの技術を活かして証券会社を設立し、その手数料の安さと取り扱い商品の豊富さでシェアを伸ばしてきましたが、岡三オンライン証券は 「証券のプロがITを活用して証券会社を作ること」をコンセプトに 設立されました。

長い歴史を誇り、長年リテールの対面営業に強みを発揮してきた岡三証券グループのノウハウを活かしているため、 投資情報や投資ツールなどの使いやすさに定評 があります。

岡三オンライン証券の4つのメリット

1日100万円以下の現物取引手数料が無料

岡三オンライン証券の株式の現物取引手数料は、定額プランであれば 1日100万円以下の取引を無料 で行えます。

大抵の株は100万円以内で購入することができるので、一度に複数の株を購入したり1日何度も取引をしたりする人などのヘビーユーザーでなければ、 手数料をほとんどかけることなく株式投資を始めることができるでしょう。

実際、他の代表的なネット証券と比べても手数料の面では見劣りせず、現物株式の手数料で言えば業界屈指の安さといえます(表1)。

表1. 主なネット証券の現物取引手数料の比較(定額プラン)

岡三
オンライン証券
SBI証券 楽天証券 松井証券 マネックス
証券
50万円まで 0円 0円 0円 0円 550円
100万円まで 0円 0円 0円 1,100円 550円
200万円まで 1,430円 1,278円 2,200円 2,200円 2,750円
以降100万円
増加ごと
550円ずつ
増加
440円ずつ
増加
1,100円ずつ
増加
1,100円ずつ
増加
300万円まで
2,750円
以降300万円
ごとに
2,750円ずつ
増加

トレードツールが優秀

岡三オンライン証券でもっとも特徴的なのが、 無料のトレードツールの使いやすさ です。例えば、パソコン用の株取引用ツールとしては、以下の3種類が提供されています(表2)。

表2.岡三オンライン証券のパソコン用株取引ツール

岡三ネットトレーダープレミアム 発注から分析まで行える高機能な取引ツール
岡三ネットトレーダーライト 日本株の発注に特化した軽量化ツール
岡三ネットトレーダーWEB2 PC、スマホ、タブレット、
各デバイスの操作感が統一され、
場所を選ばずいつでも取引ができるツール

またスマホアプリでも、株式をはじめ、先物・オプション、取引所FX(クリック365)、店頭FX、取引所CFD(クリック株365)などが取引できるので、タイミングを逃さず商品を売買できます。

外部機関であるオリコンが発表した「2021年 オリコン顧客満足度ランキング」の「ネット証券 分析ツール」において1位を獲得していることからも、 分析ツールが高く評価されている ことがわかります。

IPOの事前入金が不要

IPOを申し込む際、多くのネット証券では事前に入金が必要となる「完全前受制」ですが、 岡三オンライン証券では申し込み時の事前入金が不要 なので、口座に資金がなくても申し込めます。

このため、IPOのためだけに岡三オンライン証券に口座を開設する投資家も多いようです。

岡三証券グループの投資情報が提供される

岡三オンライン証券の口座を開設すると、 市況情報や経済指標カレンダーなどの投資に役立つ情報 のほか、 100年近い歴史がある岡三証券の投資情報 を利用することができます。

岡三証券は特にリテールの対面営業に力を入れてきた証券会社なので、質の高い情報が期待できます。

>>岡三オンライン証券の詳細はこちら(公式サイト)

岡三オンライン証券の2つのデメリット

投資信託の銘柄数が少ない

岡三オンライン証券が取り扱う投資信託の本数は約550本と豊富ですが、1,000本以上の投資信託が取り扱える他の大手ネット証券に比べると見劣りします(表3)。

表3. 主なネット証券の投資信託の本数(2021年2月9日現在)

岡三
オンライン証券
SBI証券 楽天証券 松井証券 マネックス証券
547件 2,667件 2,700件 1,395件 1,174件

投資初心者にとって、投資信託の本数が多いことは必ずしもいいことではなく、逆にある程度本数が絞られていた方が選びやすいかもしれません。

しかし、 どうしても買いたい投資信託がある人や、幅広い商品を取り扱いたい投資上級者は、事前に岡三オンライン証券のラインナップを確認 しておきましょう。

システムの安定性に不安あり?

前述の「2021年 オリコン顧客満足度ランキング」での 「システム安定性」 において、岡三オンライン証券はネット証券の中で10位と、SBI証券や楽天証券などIT企業が運営するネット証券より低い評価でした。

取引が一時的にできなくなるなどのシステム障害が起こると、主にデイトレードをしたい人には影響があるかもしれません。

岡三オンライン証券の評判・口コミ

岡三オンライン証券で実際に口座開設、取引をした人の口コミを紹介します。

圧倒的な情報量と使いやすさ

★★★

情報の多さと使いやすさは、他社と比べても圧倒的だと思います。プロが見てもなるほどと思えるくらい、またはそれに近いレベルにあると思います。株主銘柄検索の使いやすさや優待の長期保有の確認の仕方など、非常に便利です。現物、信用など1日40万円まで手数料無料であり、株主優待狙いなど初心者にも使いやすい内容がそろっています。

40代・男性

老舗ながら変わらぬ個人顧客重視の姿勢に脱帽

★★★★★

岡三とはもう20年来の付き合いです。元々手数料の安さに惹かれて利用し始めましたが、いまだに株式の取引コストでは国内トップクラスなのは素晴らしいと思います。投資信託も買付手数料無料です。株の取引ツールは画面も整理されており、レスポンスも早く安定しています。描画機能も優れておりテクニカル分析もお手のもの。さらに岡三グループのアナリストのレポートによる情報力が加わって、サービスの充実度では死角なしと言えます。

40代・男性

IPOに必須の口座です

★★★★★

元々は新規公開株の申し込みのためだけに口座開設して利用していました。新規公開株に関しては事前入金や資金拘束がなく、少ない資金でも申し込みできるので重宝していました。また普段の取引でも手数料が割安でチャートも使いやすくて、今ではメインの取引口座として使わせてもらって助かっています。

30代・男性

バランスの良さが強み

★★★★

実際に使用してみたら分かると思いますが、分析ツールも豊富で使いやすく、サポート体制も充実しています。手数料も割安で、投資初心者にとって使いやすいと思います。画面も見やすく、時間の隙間を見てはコツコツ利用しています。今から投資をしてみようという方にはおすすめです。

30代・女性

手数料無料枠があります

★★★

岡三オンライン証券は、「株1日の取引金額が100万円まで手数料無料」という少額投資家にはうれしいサービスを提供している証券会社です。自分の株式取引がこの証券会社の無料の枠内の人ならば、結構使えるのではないでしょうか。ただ、ここの取引ツールはあまり期待できません。

20代・男性

取扱商品が豊富

★★★★★

岡三オンライン証券は他社に比べて、取り扱う商品が多いように感じます。いろんな商品を選べる魅力があります。しかし初心者が注意しないといけないのは、値幅が大きい商品、俗にいうスプレッド商品を選んでしまうリスクがあるという点です。商品を選ぶときは細心の注意を持ちましょう。

30代・男性

岡三オンライン証券で口座開設すべき人はこんなタイプ

・手数料を低く抑えたい人
- 投資情報などを重視する人
- IPOに興味がある人

 
これまでご紹介してきたように、岡三オンライン証券は同じインターネット専業の証券会社でも、IT企業が作った証券会社ではなく、証券のプロがITを利用して設立した会社です。 したがって、対面でじっくりと相談をしたい人向けの総合証券や、手数料を抑えてとにかく幅広い商品を自由に取引したい従来のネット証券に対し、 手数料は抑えたいけどある程度投資に関する相談もしたいし、信頼できる情報も欲しいという層に向いている 証券会社と言えるでしょう。 また、IPOに関するメリットも大きいので、IPOに興味がある人は口座の開設を検討してみましょう。 >>岡三オンライン証券の詳細はこちら(公式サイト) ## 岡三オンライン証券の口座開設に必要なもの 岡三オンライン証券に口座を開設する場合、以下のいずれかの書類の組み合わせが必要になります。 スムーズな開設のためにも事前に準備しておくと安心 です。
個人番号確認書類 本人確認書類
1 個人番号カード(裏面) 個人番号カード(表面)
2 通知カード 運転免許証
or 住民基本台帳カード
3 通知カード 次のうちいずれか2点
・各種健康保険証
・住民票の写しまたは
住民票の記載事項証明書
・印鑑登録証明書
4 個人番号の記載されている住民票の写し
または住民票の記載事項証明書
運転免許証
or 住民基本台帳カード
5 個人番号の記載されている住民票の写し
または住民票の記載事項証明書
次のうちいずれか2点
・各種健康保険証
・個人番号の記載されていない
住民票の写しまたは住民票の
記載事項証明書
・印鑑登録証明書

岡三オンライン証券の口座開設方法

岡三オンライン証券の口座は、次の 6ステップで開設 することができます。

Step1. メールアドレスの登録

岡三オンライン証券のホームページの口座開設ページに行き、メールアドレスを入力します。入力したメールアドレスに口座開設申込専用URLが送られてきます。

 
Step2. 口座開設申し込みフォームへ入力

Step1で送られてきた口座開設申込専用URLにアクセスし、名前や住所などの基本情報を入力します。

 
Step3. 確認書類の提出

必要書類の組み合わせのいずれかを提出します。「個人番号カード」、「通知カード」、「運転免許証」、「住民基本台帳カード」の場合はWEBで画像アップロードが利用できます。「住民票の写し」などは郵送での提出が必要になります。

 
Step4. 口座開設完了

岡三オンライン証券から口座開設完了のメールが送られてきます。メールには認証キーとログインパスワード確認画面のURLが記載されています。

 
Step5. ログインパスワードの確認、詳細情報の入力

ログインパスワードを確認後、職業などの詳細情報を入力する必要があります。

 
Step6. 取引の開始

口座への入金後、取引が可能になります。

岡三オンライン証券は手数料を抑えて投資情報を得たい人向け

岡三オンライン証券は従来の総合証券とネット証券の特徴を併せ持つ証券会社です。取引する商品はそれほど多くないけれど、手数料を抑え、信頼できる投資情報やサポートを受けたいという人は口座開設を検討してみてもいいのではないでしょうか。

 

松岡紀史
筑波大学経営・政策科学研究科でファイナンスを学ぶ。20代の時1年間滞在したオーストラリアで、収入は少ないながら楽しく暮らす現地の人の生活に感銘を受け、日本にも同様の生活スタイルを広めたいという想いから、 帰国後AFPを取得しライツワードFP事務所を設立。家計改善と生活の質の両立を目指し、無理のない節約やお金のかからない趣味の提案などを行っている。
筑波大学経営・政策科学研究科でファイナンスを学ぶ。20代の時1年間滞在したオーストラリアで、収入は少ないながら楽しく暮らす現地の人の生活に感銘を受け、日本にも同様の生活スタイルを広めたいという想いから、 帰国後AFPを取得しライツワードFP事務所を設立。家計改善と生活の質の両立を目指し、無理のない節約やお金のかからない趣味の提案などを行っている。

>>岡三オンライン証券の詳細はこちら(公式サイト)

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