コーヒーベルトとはどんな地域?

コーヒー豆を育てるのに適した条件は大きく分けて4つ。

標高1000~2000mの高地。(ロブスタ種と呼ばれる豆は1000m以下の熱帯低地)
成長期に雨が多く、収穫期に乾燥している地域(年間の降雨量が1500~2000mm)
年間を通して15~20℃ほどの地域
湿り気があり、水はけの良い土壌
この4つの条件を満たしている地域を「コーヒーベルト」、別名コーヒーゾーンと呼びます。赤道を中心に帯状に広がった地域を指していることから、“ベルト”という名称が付いているのです。コーヒーベルト内でコーヒーを生産している国は約60カ国。アラビア、オセアニア、インド諸島、アジア、アフリカ、南米、中米などが挙げられます。

コーヒーベルト内から代表的な国をピックアップ

コーヒーベルト内であっても、国によってコーヒーの特徴は全く違います。

●中米地域
カリブ海からの暖かい気候に恵まれ、
香り高いコーヒーと評されます。
酸味や甘味、苦味のバランスが良いとされる
ジャマイカ・ブルーマウンテンなどが有名。

●南米地域
コーヒー豆トップクラスの生産量、
ブラジルを始め、コロンビア、エクアドルなど
人気銘柄が集中している地域です。

●アフリカ地域
有名な銘柄「モカ・ハラー」などがありますが、
アフリカ自体ではコーヒーはあまり消費されず主に輸出品として扱われています。

●アジア地域
ロブスタ種の生産が多め。
小規模のコーヒー農園が多いので、豆の乾燥ムラやグレードが揃わないという欠点も。
アラビカ種では、マンデリンなど人気銘柄の生産地でもあります。

コーヒーベルトから外れた心境

思い返してみればコーヒー豆を育てている人は周りにいただろうか。いや、シシトウを育てている人すらいない。だからと言って日本産のコーヒーを待望するわけでもない。限られた場所で、限られた条件でしか育たない種子だからこそ、貴重に感じられるし、大事にいただきたいと思う。

僕はコーヒーを飲むことで、いつでも知らない国に触れられるし、憧れることもできるのだ。

提供・Cafend

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