2020年にトリップノートのトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータを元に、トラベラーのみなさんが実際に訪れた関東の寺社ランキング【2020年版】をご紹介!2019年版からの順位変動も注目です。
1位:浅草寺/東京都(→)
浅草のシンボル「雷門」をくぐると賑やかな「仲見世通り」がつづき、しばらく進むと「浅草寺」の本堂にたどり着きます。こちらではぜひ、昔ながらのおみくじを引いてみてはいかがでしょうか?
“凶”が多いことで知られる浅草寺のおみくじですが、これは古来のおみくじの割合を忠実に守っているからこそ。「浅草寺で大吉をひいたら本当にラッキーだ!」という理由なのかどうなのか、「凶」が多いことが逆に人気を集めているようです。
観音百籖(かんのんひゃくせん)という古来からの方式のおみくじで、鉄の筒を振って棒を1本取り出して番号を確認し、引き出しから紙籖を引き出します。凶を引いてしまったら指定の場所に結び、それ以外は大事に持ち帰りましょう。
2位:明治神宮/東京都(→)
大正9年(1920年)に創建された神社で、本殿には明治天皇と皇后の昭憲皇太后が祀られており、初詣は例年300万人もの参拝者で賑わいます。東京ドーム15個分もの広大な境内は、ここが東京であることを忘れてしまいそうなほどに緑豊かで、神聖な空気に包まれています。
また、本殿でのお参りと併せて訪れたいのが「御苑」。こちらにはパワースポットとして有名な「清政井(きよまさのいど)」があり、午前中に訪れるとよいと言われています。
3位:日光東照宮/栃木県(→)
世界遺産「日光の社寺」を構成する資産のひとつ。江戸幕府初代将軍である徳川家康を祀り、境内には国宝8棟、重要文化財34棟をかかえ、豪華絢爛な美しさにため息が漏れそう。「日光東照宮」といえば、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻も見どころのひとつ。神厩舎の長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。その彫刻のなかに、この三猿が掘られています。
また有名な眠り猫は、日光にちなんで陽だまりでうたた寝をしている姿と言われてますが、別の説では悟りを表しているとも伝えられていて、これらにはどこか謎めいたストーリーを感じます。
4位:鶴岡八幡宮/神奈川県(↑)
鎌倉初代将軍である源頼朝ゆかりの神社で、広い境内には本宮をはじめ、歴史をものがたる建造物が点在します。本宮へつづく大石段をのぼれば、由比ガ浜の方まで鎌倉の街を一望。また本宮左手には、応永5年(1398年)建造と、鶴岡八幡宮で最も古い建造物である丸山稲荷社があります。本宮、並びに丸山稲荷社は国の重要文化財に指定。
これらの建造物のほか、春には桜がきれいな源平池、秋には綺麗な黄色に染まる大銀杏と、境内は見どころ豊富です。大銀杏は国の天然記念物に指定されています。
鶴岡八幡宮のご利益は、勝負運、出世運、恋愛運、生命力アップ、健康運、安産など本当にさまざま。何かしらお願いがあるなら、鶴岡八幡宮に祈願しておけば間違いないんじゃないかというほどご利益の多い神社です。しかしその中でも、日本史上最高の夫婦とまで言われたおしどり夫婦の源頼朝と北条政子が結ばれ眠る地として、夫婦円満・縁結び・安産のご利益には定評があります。
5位:高徳院(鎌倉の大仏)/神奈川県(↓)
江ノ電「長谷駅」から歩いて7分ほどの場所にある高徳院。鎌倉のシンボルと言える「鎌倉の大仏」が鎮座する寺院です。鎌倉の大仏は高さ11.3m、重さは12tの大きな青銅製の阿弥陀如来様で、国宝に指定されています。大仏の後方の脇に入り口があり、20円の拝観料を支払えば、「胎内拝観」といって大仏のなかに入ることも可能。胎内に照明はなく、背中にある窓から自然の光を取り入れています。
6位:長谷寺/神奈川県(→)
鎌倉の大仏が鎮座する高徳院から、歩いて8分ぐらいの場所に長谷寺があります。長谷寺は鎌倉でも有数の景勝地として知られ、境内の「見晴台」からは長谷の街並みや相模湾を見渡せます。また、見晴台のそばには食事処「海光庵」があり、ここから海を眺めながらの食事も楽しめます。
見どころの多い長谷寺ですが、観音堂に安置されているご本尊の十一面観音菩薩は、ぜひご覧になってください。高さ9.18mをほこる日本最大級の木彫仏で、そのスケールに感動を覚えることでしょう。
長谷寺といえば、アジサイを忘れてはいけません。観音山の傾斜を利用した「眺望散策路」の周辺には40種類以上約2,500株ものアジサイが群生しており、6月から7月にかけて、さまざまな色をしたアジサイが咲き誇ります。また、境内に植えられた竹林とあじさいの競演もとてもきれいです。この時期は入場制限もかかるほど多くの参拝客が訪れます。
7位:川越氷川神社/埼玉県(→)
縁結びのご利益があるとしてメディアに取り上げられることも多い神社。とくに話題をよんでいるのが、朝8時から1日限定20体を無料で配布する「縁結び玉」です。”境内の玉砂利を持ちかえり大切にすると良縁に恵まれる”との言い伝えがあり、巫女が本殿前の玉砂利を麻の網につつみ、神職がお祓いしたものです。
また、3万個を超えるとも言われる絵馬に囲まれた「絵馬のトンネル」や可愛らしい鯛みくじのほか、毎年夏期には色鮮やかな江戸風鈴が2,000個以上掛けられた「縁むすび風鈴」が開催されるなど、見どころも豊富です。
8位:銭洗弁財天 宇賀福神社/神奈川県(→)
鎌倉でも人気の観光スポットのひとつ、銭洗弁財天。お金を洗って金運アップを願うパワースポットで、北条時頼が、奥宮の霊水で銭を洗って一族繁栄の祈願をしたのが始まりだと言われています。
ザルにお金をいれて、柄杓で3杯ほど水をかけてお金を清めますが、洗ったお金が何倍にもなると言われているので、小銭だけでなくお札を洗うのもおすすめ。洗ったお金を有意義に使うことで金運がアップするのだそう。
さて、「銭洗い」には、いくつかの方法あります。無料のざるにお金を乗せ、水を掛けて銭を洗う簡単なものから、「100円の参拝キット(ロウソク、線香、ざる)」を使ってお参りするもの、さらには「100円の参拝キット」に加えて神様に卵をお供えするものまでありますよ。
9位:靖国神社/東京都(↑)
戊辰戦争などの明治維新で亡くなった人々の神霊を慰めるために、明治2年(1869年)に明治天皇によって建てられました。もともとは「東京招魂社」でしたが、明治12年(1879年)に現在の「靖国神社」に改称。
桜の名所としても知られており、境内には約400本の桜の木があります。境内のソメイヨシノは、気象庁が東京の桜の開花宣言をする際の基準木。また桜をデザインした「合格祈願・学業成就守」が受験生たちに人気です。
毎年7月の「みたままつり」では、3万もの提灯が境内を彩り美しく、夏の風物詩となっています。
10位:東京大神宮/東京都(↑)
参拝に訪れた人が続々と恋愛成就すると話題!東京随一の縁結び神社として人気の「東京大神宮」は、伊勢神宮のご祭神のご分霊を奉斎しており、”東京のお伊勢様”と称され親しまれています。縁結びにご利益があるとされる理由は、”造化の三神”が祀られており、うち二柱の神がムスヒの神であることから、“結び”の働きを司るとされています。そしてもう一つ理由があり、大正天皇が、初めて神前結婚式を行なった場所であるということ。このため、結婚運にも効くと言われています。