日本人の首の長さの平均は?
①女性の首の長さの平均
日本人の首の長さの平均を見てみると、女性は9.4cmという数字になります。ただし、首の長さの場合、足や顔の長さのように個人差は大きくならないと言われています。多少の違いはありますが、基本的に首の頚椎の数は7つと決まっているためです。平均よりも、大幅に長さが異なるケースは少ないと言って良いでしょう。
また、頚椎の数が決まっていることから、生まれつきの首の長さは一生変わらないとも言われています。スッキリと伸びた首は、スタイルが良く見えるので女性の憧れですが、長さそのものを変えることは難しいのですね。
②男性の首の長さの平均
日本人男性の首の長さは、11cmが平均となります。基本的に、女性よりも男性の方が首は長い傾向にあります。平均を比較してみても、2cm近くも差があることから、違いが良く分かりますね。
ただし、首の長さが多くても、見た目の印象では女性の方が長く見えることがあります。基本的に男性の方が首に太さがあるので、目の錯覚で短く見えるのです。首の太さの他にも、実際の長さよりも首が短く見える要因はいろいろあるので、見た目の長さが気になる方は注意しましょう。
日本人の首の長さの平均
女性 | 男性 |
9.4cm | 11cm |
日本人の首の長さの測り方は?
①顎先から鎖骨までを測る
首の長さを測り方は、顎先から鎖骨までの垂直の距離を測るようにしてください。首の長さというと、どこからどこまで測れば良いのか、迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
耳下から肩までという測り方や、顎下の首の付根から鎖骨までという測り方なども考えられますね。しかし、こちらの測り方は、首が不自然に伸びたりして測りにくいので避けるようにしましょう。首の長さの測り方は、顎先を起点にして、鎖骨の中央までを測ると上手くいきます。
②正しい姿勢で測る
首の長さの測り方では、正しい姿勢で測ることも大事です。猫背などで前かがみになると、顎先が不自然に下がってしまい、正しい長さが測りにくくなってしまうためです。首の長さを測るときは、背筋を真っ直ぐ伸ばして顔を正面に向けましょう。
また、背筋を伸ばしたら、顎先が上向きになったり、下がってしまったりしないよう気をつけながら姿勢を維持してくださいね。そのままで姿勢を維持するのが難しければ、壁に沿って背筋を伸ばして、後頭部も付けるようにしてみてください。後頭部を壁に付けて正面を向けば、顎先の向きも調整しやすくなります。
③定規を垂直にして測る
顎先から鎖骨の中央にかけて、定規を垂直にするという測り方も、正しい長さを出すために大切なことです。定規を顎先から鎖骨に斜めに当ててしまうことがよくあるので、注意してください。斜めに当ててしまうと、垂直の長さが測れません。
正しい測り方では、定規の0cmの部分を顎先に当てて、垂直に持ちます。鎖骨の中央とは距離が開いてしまうので、間に水平にした手を置いてマークしましょう。鎖骨の中央から水平に当たっている位置が、首の長さになります。定規を垂直にした測り方で一人でも首の長さが出せますよ。2人で測るならメジャーでも構いません。
首の長さの測り方まとめ
- 壁に沿って背筋を真っ直ぐ伸ばします。
- 後頭部も壁に付けて顔を正面に向けます。
- 顎先に定規の0cm部分を当てて垂直にします。
- 鎖骨の中央に手を水平に置き、長さをマークします。
首の長さが平均より短く見える原因は?
①姿勢が悪い
日本人の首が短く見える原因は、姿勢の悪さにあることが多いと言われています。女性であっても男性であっても、猫背になると自然に顎が前に出て、首が下がった感じになってしまいます。首が真っ直ぐに伸びた状態ではないうえに、顎で首を隠してしまうことにもなります。
姿勢が悪いと、正面から見ても横から見ても、首の長さが短く見えてしまうのですね。平均よりも長いのに、姿勢の悪さで損をしている可能性があるので注意しましょう。また、首の長さだけでなく、スタイルも悪く見えてしまうので、姿勢の悪さは改善することをおすすめします。
②首に太さがある
首に太さがあるときも、首の長さが平均よりも短く見えてしまいます。同じ長さでも、細い首よりも太い首の方が、見た目の印象が短くなるのです。
首の太さの理由は、色々あります。首の周りに脂肪がついて太くなっているケースもありますし、筋肉でガッシリしているため太くなっていることもあります。脂肪や筋肉がついていなくても、リンパの流れや血行が悪く、むくみで太くなっていることもあります。自分の首が短いと感じている方は、首の太さにも気をつけましょう。
ちなみに、日本人の20代の女性だと、首の太さの平均は30~31cmほどだと言われています。20代の男性の場合は、35~37cmですね。女性よりも男性の方が、首が太い傾向にあることが分かります。首の太さの目安として、参考にしてみてください。
③顎がたるんでいる
顎のたるみも、首を短く見せる原因の一つになります。顎は、顔と首の境目となる部分ですね。顎のラインがたるんでしまうと、境目が曖昧になって見えるため、首が太く短く見えてしまうようになります。
また、顎がたるんで下がることによって、首の部分を隠してしまうことも考えられますね。本来の首の長さが平均または平均以上であっても、顎のたるみで損をしている状態です。首の長さの個人差はあまりないので、たるみ対策をするだけでも長く見せる効果が出るでしょう。