ステップ3. 投資信託の商品を選ぼう
金融機関を決めて口座を開設したら、いよいよ投資信託(ファンド)を選びましょう。
前述の通り、つみたてNISAの対象となる商品は一定の基準で選ばれた投資信託(ファンド)のみです。その中にもさまざまな種類があり、大別すると次の2種に分けることができます。
株式100%型
文字通り、投資家から集められたお金を100%株(株式)に投資しているファンドのことです。このタイプのファンドでは、どの国の株式に投資するかがポイントです。一般的には、次の順でリスクが低いと言われています。
国内株式<外国株式(先進国)<外国株式(新興国)
ただし、もう一方のバランス型と比べると全体的にリスクが高いので注意が必要です。
バランス型(複合資産型)
バランス型は各国の株や債券、不動産投資信託といった幅広い資産に投資しているファンドです。このタイプに投資することで、世界中の資産に幅広く分散投資できることが魅力です。
バランス型で投資する債券は、株(株式)に比べてリスクが低いことなどもあり、バランス型を選ぶことはリスクを抑え安定した運用につながります。
ファンドは上記の2タイプからさらに細かく分類され、それぞれ特徴が異なります。自分が許容できるリスクや投資したい分野(商品)を検討して選びましょう。
なお、つみたてNISAが対象としている投資信託をはじめとした投資には、いずれも元本割れのリスクが伴います。金融商品の仕組みやファンドの特徴を理解して、余裕資金の中で取り組むことが重要です。
気になるファンドがあるかチェックしてみよう!
つみたてNISAを活用して、投資信託(ファンド)を購入するまでのポイントについて触れてきました。購入時には目論見書(もくろみしょ)を確認したり、積立額を設定したりと細かいステップが続きますが、金融機関の取引ツールにそってチェックしていくといいでしょう。
利用者が増えていることから「つみたてNISA」に関する情報は手軽にインターネットで調べることができますが、信頼できる金融機関を利用することも大切です。まずは普段利用している銀行などで、気になるファンドがあるかチェックしてみるといいでしょう。
提供・UpU
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