ポータブル・スキルの磨き方
ポータブル・スキルには大きく分けて2種類あります。
「① 専門技術・知識」と、「② コミュニケーションスキル・リーダーシップ」です。
①はわかりやすく、資格取得等で可視化・数値化できますが、②は、その人の性格や人柄によって現れ方がまったく違うので、比較しづらい。
リーダーシップにしても、
A.自分の意見を強く押し出し、相手に納得させて周囲を巻き込んで引っ張っていくタイプ
B.みんなの意見をじっくり聞いて、バランスをとりながらチームをまとめていくタイプ
どちらが優れていて、どちらのタイプを目指しましょう。と一概に言えないですよね。
ここで必要になってくるのが、【自己分析】です。
あなたはAさん、Bさんどちらのタイプに近いですか? これも立派な自己分析です。より自分に近いほう=【自分の強み】にフォーカスし、それを伸ばしていこうと日々意識することによってポータブル・スキルは磨かれていきます。
ポータブル・スキルを磨くのは、ちょっと筋トレに似ているな、と思いませんか? 今日明日には結果は出ないけれど、半年、一年…と少しずつ確実に変わっていき、差がついていきます。
自分の強みを把握するにあたって重要なのは【客観性】です。手始めに、家族や友人など身近な人に自分の長所と短所を聞いてみましょう。
身近な人に聞くと客観性に欠ける場合もあるのが難点ですが、転職しようと思ってもいないのにいきなりキャリアコンサルタント等に相談するのはハードルが高いですものね。
※何度も繰り返しますが、丸腰で人材ビジネス会社を頼ることはお勧めしません。
もし、あなたの上司が信頼できる方なら、上司に聞いてみるのもお勧めです。「細かいケアレスミスが多いけど、何でも物おじせずチャレンジするよね」と言われたら、【問題解決に向けての突破力がある】けれど【少し慎重さを心掛けたほうが良いな】ということですし、「時間はかかるけど、どんなこともコツコツと丁寧だよね」と言われたら、【業務を粘り強く遂行する力がある】けど【もうすこしスピードにも意識を向けていこう】考えてみることができます。
共通してつけておいた方が良いポータブル・スキルは「マネージメント力」
このように、将来に向けて、自分がどんな力を身につければいいのか、業種・職種や個々人でもそれぞれ違いますが、ひとつだけ共通して身に着けておいたほうが良いポータブル・スキルがあります。
それは、【マネージメント力】です。
どんな職種であっても30代の中途採用の求人票に、共通して書かれる項目。それが「マネージメント力」です。
「私、まだ部下とかいないし、そんなのどうやって磨けば良いんだろう…」と思われた方もいらっしゃいますよね。
「マネージメント力」の基礎を身に着ける、入社一年目の新人でもできる方法があります。それは、あなたの担当業務を、「自分の上司の視点で捉えてみる」習慣をつけること。
「自分が上司なら、こういう場合にどうするか」「自分が上司なら、どんな結果を望んで自分に仕事を振っているのか」と考えることによって、マネージャー視点を磨いていくのです。
「フラットな組織にいて、直属上司がいない」というパターンもあるかと思います。その場合は、「顧客がどんな視点で自分のアウトプットを評価するか」を考える習慣をつけることです。
自分の担当業務が、会社組織の中でどんな意味を持ち、どう影響していくのかを見るように心掛けることによって、同じ仕事でもより積極的に向き合え、そこから得られる経験やスキルもより骨太なものになっていくことでしょう。
この、自分だけの視点でなく「上司視点」・「顧客視点」をもつこと=「物事を俯瞰で見る姿勢」も、ポータブル・スキルを磨く重要な要素だと言えると思います。
この「ポータブル・スキル」については、もう少しお伝えしたいことがあるのですが、少し長くなったので今回はこのへんで。
それでは、またお会いしましょう!
キャリアアドバイザーA
提供・Cinq(サンク)ーよくばり女子のはたらき方
【こちらの記事も読まれています】
>思わず共感する40代独身女性あるある
>100均グッズで宅飲みをワンランクアップ
>生活費月100万円超「ご近所セレブ」の実態
>旅行のお土産、いくらが適切?
>あぁ、癒やされる。飼いやすいペット5選