分散投資に長期投資は欠かせない?
分散投資とあわせて実践したいのが、長期的な視点で投資に取り組むことです。分散投資は価格変動のリスクを抑えられますが、大きく減る可能性が少ないぶん一気にお金がふえるようなことも少なくなる傾向があります。長い期間をかけて、じっくりと資産を育てていくイメージを持ちましょう。
中長期投資のメリット
投資では、投資できる期間が長ければ長いほどお金がふえやすくなります。これは得られた利益を元本に組み入れる「複利」の効果によるものです。
※期間中、一定の利率での運用が均等なペースで続いたものとして計算しており、期間中の値動き(上げ下げ)や費用・税金等は考慮しておりません。また、想定利回り(年利)は、運用成果を試算するために仮定として置いたものであり、実際の運用成果を保証するものではありません。
相場は変動するので継続が難しい
相場は日々変動していきます。1分1秒を争う売買をして成果を出すデイトレーダーや投資のプロもいますが、普段自分の仕事を抱えている人がそれを真似るのは至難の業です。日中ずっと値動きを見つめているわけにはいかないでしょう。
日々の値動きに一喜一憂して、下がったときに焦って売ってしまうのもよくありません。数年、数十年の単位で長期的に取り組むつもりで分散投資をしていれば、値動きのチェックは毎日できなくても大丈夫です。長く継続できるムリのない方法で、少しずつ挑戦してみましょう。
分散投資に向いている「投資信託」
分散投資のメリットを活かしたい場合、どのような金融商品を選べばいいのでしょうか。
元手資金が多くない人や投資初心者でも分散投資を実践しやすいのが「投資信託」です。投資信託とは、多くの投資家から資金を集め、それを投資のプロがさまざまな銘柄に分散して投資する商品のことです。
投資信託を1つ選んで購入すれば、それだけで分散投資を実践しているのと同様の効果を得られます。もちろん、投資対象が異なる投資信託に分散して投資すれば、より分散投資の効果も期待できます。しかも、個々の銘柄分析や市況を踏まえた投資バランスの調整はプロに任せられます。月1,000円程度の少額で始められることも、初心者に人気のポイントです。
ちなみに、国が投資を促進するために用意している税制優遇制度「つみたてNISA」では、金融庁が「長期・積立・分散投資に適している」と認めた投資信託にしか投資できないルールになっているため、長期にわたって分散投資をするのにおススメの制度です。。
分散投資でリスクを抑えつつ、利益を狙おう
投資を始めるならぜひ心掛けたい「分散投資」。投資信託などカンタンに分散投資を実践できる投資商品もありますので、そこまで難しい手法ではないでしょう。分散投資でリスクを抑えつつ、長期的にチャレンジしてお金をふやすことを検討してみてはいかがでしょうか。
提供・UpU
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