「過労死」や「過労自殺」がない社会を目指す

──働き方改革が進む現在。どんな社会になれば「過労死」や「過労自殺」がなくなっていくのでしょうか?

粥川:残業禁止法の制定と2020年に施行予定のハラスメント防止法の遵守ですね。国が定めた法律の下で、残業や無理な業務を行わせることを禁止していくべきでしょう。

例えば、ヨーロッパの幾つかの国では、すでにそういった法律が制定されています。そして、多くの人が残業することなく、心身ともに無理のない範囲で、やりがいを持って仕事ができるようにしたいですね。

さらに仕事だけではなく、仲間と一緒にダンスや歌を楽しむなど、余暇を満喫できるような世の中になっていくべきだと思います。

しっかり働き、しっかり遊び、しっかり眠り、翌日もまた楽しく仕事に取り組めるようになっていくといいですね。緊張と緩和のリズムが取れた社会、ときには底抜けに明るいラテンのようなノリも必要なのではないでしょうか。

提供・UpU

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