「外食費用」は「20代」と「30代」でどれくらい違う? 費用差について解説
みなさんは、友人や同僚との飲み会、休日のランチなど、日常生活において外食の機会はどのくらいあるでしょうか?   この記事では、20代と30代の外食費用の差を解説します。後半では、ライフスタイルの変化による支出傾向の違いも紹介するので、今後の参考にしてください。

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20代と30代の外食費用はどのくらい?

総務省の統計データを基に、20代と30代の外食費用を詳しく見ていきましょう。世帯主となれるのは15歳以上なので、「~29歳」とは15歳から29歳までの家庭ということですが、そのほとんどが18歳以上だと考えられるため、この記事では「20代」として扱います。
 

20代の方が外食費用は多い

世帯主の年齢が29歳までと30~39歳の外食費用、食費合計、外食比率を以下の表1にまとめました。
 
表1

世帯主の年齢階級 世帯人員 外食費用(1ヶ月) 食費合計(1ヶ月) 外食費率
~29歳 1.24人 1万7711円 4万1509円 約42.7%
30~39歳 2.76人 1万7278円 6万4792円 約26.7%
全世帯 2.20人 1万1559円 6万7078円 約17.2%

※e-Stat 政府統計の総合窓口「家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表 2023年」を基に筆者作成
 
1ヶ月の外食費用の平均は20代が1万7711円、30代が1万7278円です。外食費用だけで比べると、ほとんど差がないことが分かります。
 
ただし、このデータは1世帯あたりの支出です。世帯主が20代の家庭の平均世帯人員は1.24人、30代の家庭では2.76人です。20代は1人暮らしが多く、30代は2、3人で暮らしている傾向があるということになります。
 
20代は1人で1万7711円、30代は2、3人で1万7278円を使っていると考えれば、1人あたりで計算すると20代の方が外食費用を使っている可能性があるといえるでしょう。
 

1人暮らしだと自炊よりも外食の方が安い場合がある