加えて芸能界を震撼させたのが、長年“芸能界のドン”として君臨し続けてきたバーニング事務所・周防郁雄氏の“実質的引退”だ。芸能界だけでなく『日本レコード大賞』や『NHK紅白歌合戦』を裏で牛耳り、バーニング系といわれる配下の事務所を含めて、昭和の時代から強大な影響力を保持してきたバーニングと、その象徴でありカリスマ的存在だった周防氏。だが昨年、体調不良との報道がありバーニングの代表を退いたと報じられた。

 その後釜には長男・彰悟氏が就任したが、その影響力低下は計り知れない。バーニング系所属タレントたちの独立の動きもある中、その筆頭といわれたのが、30年前から同社に所属し、周防氏の寵愛を受けてきた一人・内田有紀だ。そんな内田の独立と再婚問題について「女性自身」が報じている。

 記事によれば、事務所サイドは所属タレントに対して今後の契約についての意思確認を行っているが、その際、内田は「独立したい」と意思表明したという。さらに内田の周辺では、すでに独立へ向けた準備が始まっていた痕跡もあるという。そのキーパーソンが15年来の内田の恋人、俳優であり、マネジャーも務める柏原崇だ。

「山梨県にあった柏原が代表を務めている合同会社が、’22年7月に東京へ移転。さらに’23年12月に内田が業務執行社員として加入していたのだ」

 つまり恋人・柏原の会社に内田が所属するということだ。さらに、これまでバーニングへの配慮から再婚(内田は02年、俳優の吉岡秀隆と結婚し05年離婚)という形は取らなかった内田と柏原だが、正式にバーニングから離れれば再婚も現実味を帯びてくる――それが「自身」が報じた内田の“独立・再婚問題”である。

 しかし「自身」によるこうした独立記事も、周防氏が睨みをきかせていた時代にはあり得なかったものかもしれない。昭和から続く芸能界の構造は令和に入り激変している。それは、まだまだ続くだろう。

中山美穂のお墓問題とバーニング