ゲストに貸し出しするリフィルボトル
【大阪府大阪市】「HOTEL THE FLAG 心斎橋」が国際的なエコラベル「Green Key」を取得
同ホテルでは、客室でのミネラルウォーターボトルによる水の提供を完全に廃止し、共用ウォーターサーバーによる提供に全面的に移行した。ボトルをゲストに貸し出して、それを洗浄リユースすることにより環境負荷を低減し、年間10万本のペットボトルを削減。同時にゲストは、安全な水をいつでも必要な量だけ使えるようになり、環境にとってもゲストにとっても良い仕組みを構築した。
客室アメニティは、4種から2種に削減。お米由来のバイオマスプラスチック製品を紙パッケージで提供し、環境に配慮している。

環境負荷の低いECO清掃の選択肢を提供
さらに、タオルやリネン交換を毎日行わない選択肢の提供、使用しないエネルギー機器の電源オフへの協力をゲストに求めるなどにより、すべての施設利用者が環境負荷低減の取り組みに参加する仕組みを構築した。
ペーパーレスやエネルギー削減を徹底
客室での案内は紙を用いず、全室設置のスマートフォン端末により情報を提供。また、法律上紙での保管を求められる書類以外はデータでの保管とし、業務上のやり取りもすべてグループウェア上で行うなど、紙の使用を最小限に留めている。
また、全客室の二重サッシ化工事を行って冷暖房効率を向上させた。さらに全館LED照明化による省電力化により、照明取替え作業などの労務軽減という副次的な効果も得ている。
持続可能な社会への取り組み
加えて、国籍・人種・宗教・皮膚の色・性別・年齢・性的指向・身体障害・社会的身分・経験などに一切の影響を受けない完全実力主義の評価システムを維持し、すべての従業員が公平な評価を受けられる人事制度とするとともに、成長を望む従業員に機会や教育を提供。
法人全体における女性管理職割合は80%と、日本の企業の中でも突出して高い女性管理職比率を誇り、アルバイトのスタッフに対しても適切な評価のもと随時待遇を見直し、正社員への登用を積極的に行っている。