あなたの保険、払いすぎてる?「社会保険で足りる人」「民間保険が必要な人」の境界線とは
「あなたの保険、本当に必要ですか?」 社会保険と民間保険には意外と重複する保障が多く、知らずに余計な保険料を払っている人も少なくありません。   社会保険で十分カバーできる人と、民間保険が必要な人の違いとは? 会社員・自営業の違いや、傷病手当金と所得補償保険の関係を解説し、ムダなく賢く保険を活用する方法を紹介します。

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社会保険と民間保険の位置づけ

保険を有効に活用するためには、まず、すでに加入している社会保険の内容を知り、それを十分に活用することです。その上で、社会保険で十分保障されていない分野に関し、民間保険への加入を考える、という順序になります。
 
人生の初期であれば、出産・育児に関する補助、子ども手当、無償の義務教育などがあります。そして人生の終わりには、老齢年金の受給や介護保険の給付などの恩恵にあずかります。
 
60歳以上になると、老齢年金、遺族年金、雇用保険、医療保険、介護保険などのニーズが急増することが多いので、それらの制度を有効活用して、自分の人生の支えとすることが重要です。
 

民間保険は社会保険の補完として考える……民間保険と社会保険は意外と重複した保障が多い

表1では、民間保険の保障範囲のうち、社会保険の保障範囲と重複しているものを挙げています。もちろん100%重複しているわけではなく、民間保険がまったくムダであるわけではありません。
 
しかし、社会保険の存在を知らずに、民間保険に入ってしまう方は多く見られます。まずは社会保険の保障内容を理解した上で、民間保険の活用を考えて加入することが大切です。
 
表1

筆者作成
 

重複する保障 傷病手当金の例で解説

1.公的医療保険の傷病手当金の概要と意義

公的医療保険の「傷病手当金」は、被保険者が病気やけがで仕事を休んだ際に、その間の収入減少分を補うための給付金です。健康保険に加入している会社員などが対象で、主に以下のような条件や内容が定められています。