※クール・ネット東京「家庭の省エネハンドブック2022」をもとに筆者が作成
集合住宅は戸建てに比べて、電気代が安い傾向があります。
戸建ての電気代が高くなる原因
一般的に、戸建ての電気代がマンションやアパートより高くなりやすい理由として、次のようなものがあります。
・部屋数が多く照明や家電の使用が増えるため
・開口部が多くなるため
・家電の使用量が多く契約アンペア数が大きくなるため
・広い空間では冷暖房の効率が下がりやすいため
・木造は鉄筋コンクリート造に比べて気密性や断熱性が劣るため
これらの理由から、戸建ては電気代が高くなりやすいといわれています。
戸建ての電気代を節約する方法
戸建ての電気代を節約するには、電力会社や契約プランの見直し、暖房器具の使い方の工夫などが有効です。これらの取り組みにより、電気代を削減して、家計の負担を軽減できる可能性があります。
どれもすぐに取り組める方法ばかりなので、電気代が高く悩んでいる方は、ぜひ検討してみてください。本項では、戸建ての電気代を節約する方法について詳しく解説します。
電力会社、契約プランを見直す
電気料金は、電力会社や契約プランによって異なります。近年、新規参入が増えたことで電力業界の競争が激化し、各社がさまざまな料金プランを提供しています。
長年同じプランを利用していたり、他社と比較したことがなかったりする場合は、電力会社やプランを見直すことで電気代が下がる可能性があります。まずは、複数の電力会社や現在の契約プランをチェックしてみましょう。
暖房器具の使用方法を工夫する
暖房器具の使い方を工夫すれば、冬の電気代をおさえられる可能性があります。
例えば、経済産業省資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によると、設定温度が20℃の暖房の使用時間を1日1時間短縮すると、年間の電気使用量を40.73kWh削減でき、電気代を約1260円節約できるとされています。また、以下の工夫でも電気代の節約が可能です。