戸建てに住んでいますが、冬の電気代が「3万円」を超えてしまいました。戸建てだとこのくらいが普通なのでしょうか?
冬の電気代に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。寒波が続くと暖房の使用頻度が増えて「電気代が予想以上に高くて驚いた……」という話もよく聞きます。   自宅の電気代が高いのか、それとも安いのかを知るためには、一般的な電気代の目安を把握しておくことが大切です。   本記事では、戸建ての電気代の平均や節約方法について詳しく解説しますので、電気代で困っている方は、ぜひ参考にしてください。

▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算

戸建ての電気代平均額は?

クール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)の「家庭の省エネハンドブック2022」によると、戸建ての平均的な電気代は図表1のとおりです。
 
【図表1】

5月(中間期) 8月(冷房期) 1月(暖房期)
戸建て
(平均的な家庭)
3人世帯 1万1021円 1万5093円 1万8603円
4人世帯以上 1万2039円 1万6813円 2万1341円
戸建て
(省エネ家庭)
3人世帯 4528円 5827円 7231円
4人世帯以上 4142円 6564円 7933円

※クール・ネット東京「家庭の省エネハンドブック2022」をもとに筆者が作成
 
図表1のとおり、平均的な家庭の電気代は1~2万円前後ですが、省エネ家庭は1万円を大きく下回ります。
 
地域や家庭の状況によって異なりますが、一般的に、戸建ての月々の電気代が3万円を超える場合は「高め」といえるでしょう。また、集合住宅の平均的な家庭の電気代は、図表2のとおりです。
 
【図表2】

5月(中間期) 8月(冷房期) 1月(暖房期)
集合住宅
(平均的な家庭)
3人世帯 9161円 1万2952円 1万4110円
4人世帯以上 9372円 1万3584円 1万3268円