
▼実家で子ども時代の「通帳」を発見! 引き出しは可能なの?
古い通帳のおすすめ保管期間
銀行の通帳は取引の履歴を記録する大切なもので、一定期間の保管が必要です。ここからは、状況別にどのくらいの期間通帳を保管しておくべきか解説します。
1. 家計管理のために通帳を活用する場合
将来的に、過去の残高を比較したり毎月の支出や収入を振り返ったりすることがあるかもしれません。古い通帳は2~3年程度保管しておきましょう。過去の支出や収入の推移を把握しやすくなります。
2. ローンを組む予定がある場合
住宅ローンなどの審査では、過去6ヶ月以上の通帳コピーの提出を求められる場合があります。収入の安定性を確認されることもあるため、古い通帳を最低でも1年以上保管しておくと安心です。
3. 相続や贈与に関わる場合
故人の通帳を処分する際には、相続や税務に関わる問題が生じる可能性があるため注意が必要です。
通帳に記載された残高を確認した後も、相続手続きが完了するまでは、すべての通帳を安全な場所に保管しておくことが大切です。贈与や相続が発生する可能性がある場合には、相続税の申告などに備えて、過去7年分の取引履歴が確認できる通帳を保管しておくとよいでしょう。
不要になった通帳を安全に処分する方法
使わなくなった通帳はいつでも処分できますが、個人情報が詰まっているため、処分する際には注意が必要です。通帳には名前や住所だけでなく、資金の流れが詳細に記載されており、適切に処理しないと悪用されるリスクがあります。
銀行によっては、古い通帳の処分を窓口で依頼できる場合もあります。気になる方は、事前に銀行へ確認してみるとよいでしょう。