老後を賃貸住宅で過ごす場合、持ち家と比べると必要な生活費が増え、今回の例では長生きリスクを慎重に考えた場合、2000万円近い貯蓄が必要になります。ただし、年金の繰下げ受給や生活費削減などの対策で必要な貯蓄額を抑えることは十分に可能です。
一方で、何歳まで自分が生きられるかは誰にも分かりません。そのため、自身が描く老後の生活スタイルを想像しながら、無理なく少しでも長く働くことも含め、複数の対策を検討してみてはいかがでしょうか。
出典
厚生労働省 令和7年度の年金額改定についてお知らせします
日本年金機構 報酬比例部分
総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要
執筆者:松尾知真
FP2級
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