他にも義母のお酒の買い出しや真夏の庭掃除など、義実家の家事をほとんど任されるようになったというユミさん。もっとも、義母側は嫌がらせではなく「嫁なら当然」と思っていただけかもしれません。
しかし、むちゃぶりは、これだけではありませんでした。
◆出産10日前に親戚への挨拶回りを…
臨月が近づきお腹がだいぶ大きくなってからは少しマシになったものの、それでも実家の家事をしていたユミさん。そして出産予定日の10日前、いつ陣痛が来てもいいように準備をしていると義母がとんでもないことを言い出します。

結局、担当医師から『無理に決まってるでしょう』と言ってもらってどうにか義母を説得したのですが、義母は納得いかない様子で『産まれたらすぐにでも行くから』と吐き捨てられましたね…」
それから約1週間後、ユミさんは無事に男の子を出産。子供が産まれてからは義母の嫌がらせも治まったといいますが……。
◆義妹が出産してまた当たりが強くなった

でも、いま思えば義母も早く結婚したから、当時38歳とすごく若かったんですよ。長男である夫のことを1番可愛がっていたので、息子を取られた嫉妬心から私に強く当たっていたんじゃないかとも思いますね。もし私も長男が22歳で結婚すると言い出したら、義母の気持ちも少し分かるかも……と思うんですよね」
現在は義実家の離れから引っ越し、電車で1時間ほど離れた新居で暮らしているユミさん。今では義母も落ち着き関係は良好になったといいますが、当時受けた仕打ちは今でも納得がいかないとか。どんなハラスメントでもそうですが、ハラスメントをする側は忘れていても受けた側はずっと覚えているものなのです。