みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。巷で人気のGUバレルレッグジーンズ、みなさんはもうすでに手に入れましたか? どうやら、このジーンズをはくだけでおしゃれさんに欠かせない“こなれ感”なるものが生まれるそうですが……実際のところどうなのでしょう?

GU「バレルレッグジーンズ」
GU「バレルレッグジーンズ」税込2,990円
本当に「誰でもはける神アイテム」なのでしょうか。そこで今回は筆者がバレルレッグジーンズを購入して、着用感や着こなしのコツを解説いたします。

◆パッと見のシルエットは昭和のニッカボッカ

バレルレッグジーンズとは、その名の通りバレル=樽(たる)のように丸みを帯びたシルエットのジーンズのことです。ヒップから裾にかけて樽のような丸みがあると聞くと、それだけで事故を起こしそうなニオイがぷんぷんするアイテムですが……。海外では2023年頃から流行し、国内では2024年秋にGUがバレルレッグジーンズを販売したことでブームが本格化しています。

太ももあたりはスッキリ、膝下から緩やかにふっくら
大きめのテーパードシルエットは気になるお尻の大きさや太ももの太さをカバーしてくれると言いますが、パッと見のシルエットは昭和のヤンキー漫画に出てきたニッカボッカのような見た目です。

GUのバレルレッグジーンズはカーブラインを極力控えめにしているので比較的はきやすそうですね。平置きにすると、サイドシーム(両脇の縫い目)が前部分についており、左右の膝下にはダーツ(つまみ縫い)が取られています。このことから実際に着用すると、太ももあたりはスッキリと。膝下から緩やかにふっくらした、まさにこなれた雰囲気の今っぽい着こなしが実現できます。

◆腰幅がある人、お尻が大きい人、ウエストが細い人に◎

手に取ってみると、変にボリュームが出すぎて事故るのでは? と不安になりますが、はいてみると思いのほか脚に馴染みます。

はいてみると思いのほか脚に馴染む
はいてみると思いのほか脚に馴染む
はいてみると思いのほか脚に馴染む
ワイドパンツだと太ももから裾にかけて直線的すぎて野暮ったく見えるところが、バレルレッグジーンズだと直立しても太ももの間に隙間が生まれます(そういう縫製になっています)。