庄村親子展は今回が2回目。5代目・健氏の作品は、青や赤で幻想的な艶と肌感をもった世界を表現。作品は英国の大英博物館でも収蔵されている。
6代目・久喜氏も個人陶芸作家として活躍しており、シルクパールのような繊細で可憐な光沢を放つ独自技法による白磁が特徴。国内外で高い評価を受け、2022年の陶美展では大賞受賞。今回は新しい作風の白磁も初公開する。「磁の鉢」は、絹を纏い真珠が輝くような光沢感が唯一無二の美しさだ。このほか、今年は8月に広島、10月に福岡で展覧会の開催予定している。
庄村久喜氏の白磁 紹介動画にて、作家本人の音声/多言語による作家からのメッセージを聞くことができるので、チェックしてみよう。
ポーラ美術館でも多言語で紹介
2024年12月にポーラ美術館にて紹介した奥川俊右ェ門氏は、大物ろくろの国の無形文化財であった名人・初代奥川忠右エ門氏の最後の弟子。俊右ェ門の青白磁花紋大皿は、英国の大英博物館でも収蔵されており、2023年 ポーラ伝統文化地域賞を受賞している。

写真の「青白磁逆さ富士花瓶」は、独創的に”逆さ富士”を描き出した珠玉の逸品(幅:27.5cm,高さ:19.5cm)
奥川俊右ェ門氏の紹介動画でも、映像から「青白磁逆さ富士花瓶」などに込められた作家の人生哲学と情感を、直に感じ取ることができる。
AIで拓く創作の新境地で芸術家を補完
Wsenseでは、未来の芸術創作は、感情を持たないAIがすべてを生成するのではなく、AIが芸術家や工芸家の創造活動を補完することで、創意とインスピレーションの無限の伝達を実現できると確信している。
芸術家・創作者が、自身の創作理念、人生経験、情感、そして独自の芸術的視点などを、自由に世界に発信できれば、作品の核心をもっと伝えられるはず。今後も、最新で最先端のAIを絶えずキャッチしながら、芸術家の創作の新境地を開く表現を、迅速に形にする手助けをしていく。