MIRAIさんと出会えて一緒にプロレスができることはマリーゴールドに入ってよかったことのひとつだ。

 一番身近で一番遠い憧れ。

 MIRAIさんの背中を追いかけて。

 咲村良子、日々精進いたす。

(文=咲村良子)

咲村良子マリーゴールド戦記XIV

 マリーゴールド所属の「魂の申し子」。それが今回のコラムに登場したMIRAI選手だ。

 デビューや経歴などは優秀なウィキペディアというサイトがあるので、ぜひそちらで確認してもらいたい。ここではMIRAI選手の試合を実際に見た感想を少し。

 素人目にもはっきりわかるのは、MIRAI選手の身体能力と格闘センスの高さ。

 その動きは軽やかで時にずしりと重く、華麗でインパクトのある技を事も無げに繰り出す。

 動きが違うと一言でいうと簡単だが、パッと見ただけで他の選手とはまるで違うように感じた。

 そのときふと浮かんだのは、「孤高の天才」という言葉。そう、天才の部類に属するアスリートだと直感した。

 しかし、今回の咲村良子のコラムを読むと、MIRAI選手は人一倍練習し、面倒見がよくて誰からも愛される人物のようだ。

 となると「孤高」というイメージはちょっと違う。抜群のセンスを持ちながら人格者であるというMIRAI選手には脱帽だ。

 勝手なイメージをMIRAI選手に抱いてしまって誠に申し訳ないが、そのイメージが覆ったのもコラムのおかげ。そんな女子プロレス界の内情が知られるのも、このコラムの醍醐味なのではないだろうか。