――アップダウンはM-1グランプリやキングオブコントで何度も準決勝まで進んだ経歴があります。率直にお聞きしますけど、今後お笑い芸人として賞レースなどに挑戦するつもりはない?
「今のところ出場するつもりはありません。評論されること、そこから有名になることへの興味はないし、自分たちの役割ではないと思います。『見られて良かった』『これで明日頑張れる』と感じてくれる人たちの前でやっていきたいんです」

「死んでも名前を残したいってことですかね。2024年12月に名古屋の劇団の方が『桜の下で君と』を上演してくれたんですよ。自分たち以外の人が演じたあの劇は、すごく良かったし嬉しかったです。
劇中にはアップダウンが登場するのですが、別の人たちがアップダウンを演じるということは、僕たちがいなくなった後もアップダウンはあの作品の中に生き続けられるんです。だからこそ、今後も色んな方たちに演じていってもらいたいですね」
――ありがとうございました!
<取材・文/もちづき千代子>
【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama