神経質な人は病気になりやすい?!

では、ここからは少しだけ専門的な話に移ります。神経質とは心理学的には細かいことを気にしすぎる性格や自らを病的だと思う気質のことを言います。神経質も過剰になってしまうと、自身が病気や体調不良を引き起こをす原因となるので注意が必要です。

ストレスが溜まって自律神経が乱れると、不眠や頭痛、めまいや注意力の低下が起き、動悸や息切れ、食欲低下等、実に様々な病気の症状が出ます。こういう時は、心の疲れが体に出ているので、早めに何らかの対策(できれば根本的な対策)をしていきましょう。

神経質が過ぎると神経症になることも?!

神経質も度を超すと、「神経症」などに移行します。神経質が過ぎて不安が強くなり、辛くて何も出来なくなってしまう事を「神経症」と呼びます。

神経症には「全般性不安障害」「解離性障害」「強迫神経症」などがありますが、どれもきちんとカウンセリングを受けて服薬などの治療が必要になるケースも多くあります。

神経質な性格は治した方が良いの?

神経質であっても、それはあくまで人の個性だと思います。確かに程度はありますが、それでも仕事が出来たり、細かい事によく気がついたりと良い面も多いからです。

しかし反面、様々なストレスでかなり疲れるようです。 そのせいか神経質な人の多くは、この神経質を「できれば治したい」と口にします。

神経質な人は、それだけでは病気とは言えません。心配性な面があり、怒られるのが怖いので小さい事でクヨクヨしたりするため、とにかく疲れるのです。マイナス思考が続くとうつ病などの病気にもなりやすいとされていますから、神経質な性格をどうにかして治したいと思うのかもしれません。

神経質な性格を治したい!克服する方法3選

神経質な性格は病気ではないため、必ずしも治さなくてはいけないものではありません。しかし、神経質な性格で困っている…という人も少なくないと思います。

ここでは、神経質な性格を治すための方法をご紹介していきます。自分に合いそうな方法があれば、参考にしてみてくださいね。

【神経質な性格を治す方法①】良いトコ探しルール

神経質な人は、自分に厳しく他人にも厳しいのが特徴です。なので、無神経な人が許せないし、自分のルールに乗らない人の事は認めることが出来ません。どうしても相手のダメな所にばかり目が行きがちです。

でも、そんな自分を少しでも変えたいという気持ちがあるのなら、敢えて相手の良い所を見つける練習をしましょう。そして自分のことも、何か良い事を見つけて褒めてあげます。できれば、何かひとつ「手を抜けたこと」を見つけ、敢えて手を抜けた自分を誉めるようにしていきます。

この「良いトコ探しルール」を根気強く続けることで、神経質な性格が改善したという話も聞きますので、神経質な性格を改善したい人は挑戦してみて下さい。

【神経質な性格を治す方法②】自分ルールに相手を載せない

神経質な人は、いつもマイルールを適用してしまうのが特徴でもありますが、それが対人関係を悪化させる原因になっています。対人関係を改善し、上手く持っていくようにするためには、他人に寛容になることが必要です。

他人に寛容になるためには、まず、相手を自分のルールに載せないようにすることです。神経質な性格を治すためには、マイルールはマイルールであって、全ての人のルールではない事を認識していきましょう。

【神経質な性格を治す方法③】神経質を認めて素直に生きる

自分が神経質であることを認めることは、自分自身も楽になることです。信頼のおける友人や家族に自分の神経質具合を相談し、客観的に見てどの程度までであれば許せるのかを確認してみましょう。

そして、対人関係に不安を感じたなら、事前に相手に自分の性格を伝え、「そこまでは出来ない」という時は我慢をせずに言葉で伝えてもらうようにお願いしておくと、対人関係が改善され、不安になる原因がひとつ減ります。

神経質な性格を治すためには、神経質な自分を認めて、ある程度素直に生きてみることがお勧めです。新たなもうワンランク上の自分になるために、思い切って前へ進んでみましょう。