4人家族で「食費6万円」はお金をかけすぎ? 「4人世帯」における「食費の平均額」を解説
物価高騰が続く昨今、多くの人にとって「節約」は大きなテーマのひとつだといえるでしょう。そのなかでも節約に困る傾向がある費目が「食費」かもしれません。   そこでこの記事では、4人家族と家庭した場合の食費の平均額や、節約できるポイントについて詳しく解説します。食費について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説

4人世帯における食費の平均額

総務省統計局の2024年家計調査によると、4人世帯における食費の平均額は1ヶ月当たり9万6328円となっています。食費のおもな内訳は以下の通りです。
 
表1

品目 平均額
穀類 8305円
2408円
魚介類 5418円
肉類 1万295円
乳製品 2289円
1094円
野菜・海藻 9126円
果物 2606円
調味料 4005円
菓子類 9283円
飲料 5976円
酒類 3225円
調理食品 1万3648円
外食 1万9116円

※e-Stat 政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」を基に筆者作成
 
内訳の中で特に高いのは、調理食品と外食だと分かりました。調理食品は出来合いのものを指すため、自炊しなかった場合に発生している可能性があります。
 
また、平均額をみると外食は1万9116円使っているため、4人で外食した場合の費用が一人あたり2000円程度だと月に2回程度外食していることになります。4人世帯における1ヶ月当たりの食費は、平均で9万6328円のため、月6万円程度なら節約できているといえるでしょう。
 

年収別で見た食費の平均額

ここからは食費を年収別に見ていきましょう。総務省統計局によると、2024年の収入別にかかる食費は以下の通りです。