「エアコンの暖房」をつけっぱなしにするのと「電気ストーブ」では、どちらの方が電気代は安くなる? それぞれの「運転費用」などを詳しく解説
家の暖房器具といえば、エアコンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ボタン1つで部屋を快適な温度にしてくれるため、ついついつけっぱなしにしてしまいがちですが、そんなときに気になるのが電気代です。「もしかしたら、電気ストーブのほうが電気代は安い?」と考える方もいるでしょう。   そこで今回は、エアコンと電気ストーブの運転費用や特徴をご紹介します。自分のライフスタイルにはどちらが合っているのか、これを機に考えてみましょう。

▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算

エアコンがお得になるのはどのようなとき?

まずは、エアコンの運転費用と特徴をみていきましょう。夏場に大活躍するエアコンは、今では生活必需品になりました。では、エアコンがお得になる場合はどのようなときでしょうか。
 

エアコンの運転費用は1時間あたり約3円

一般的に、エアコンの電気代は安い場合で1時間あたり3円程度とされているようです。そのため、1日7時間使用した場合は約21円、1ヶ月で約630円です。
 
ただし、使用するエアコンによってこの金額は変動する可能性があります。実際に、最新のエアコンは技術の進歩により、省エネ性能が高くなっているといわれており、2013年と2023年の製品を比較すると、年間の電気代に約4150円もの差が生じる可能性があるともいわれているようです。
 
一般的なエアコンの寿命は約10年といわれているため、10年以上前のエアコンを使用している方は、今後のランニングコストを考えて買い替えを検討するのもよいでしょう。
 

広い部屋ならエアコンがおすすめ

次に、エアコンの特徴をみていきましょう。エアコンは電気代が安定しており、省エネ性能が高いのが特徴とされています。温風を循環させることで空間全体をあたためられるため、リビングなどの比較的広い部屋で使うのがおすすめだと考えられます。
 
部屋全体があたたかくなるまでに時間はかかる可能性がありますが、室温を維持しやすい傾向があるため、長時間の利用にも向いていると考えられます。
 

電気ストーブがお得になるのはどのようなとき?