令和6年度の合格率は80%超え!?国家資格「介護福祉士」の年収ってどのくらい?
介護の仕事では、資格を取得して少しでも年収を上げたいと考えている方もいるでしょう。例えば介護福祉士の国家資格がありますが、令和6年度の合格率は80%を超えているようで、比較的挑戦しやすいことが考えられます。資格取得によって年収はどのくらい上がるのでしょうか。   そこで今回は、介護職の国家資格である介護福祉士の難易度について調べてみました。資格取得で年収はどのくらい上がるか、また、介護職で役立つほかの資格もご紹介しますので、参考にしてください。

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介護職の国家資格「介護福祉士」とは? 合格率の推移

厚生労働省によると、介護福祉士は「専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、ならびにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者」です。
 
資格取得には、介護福祉養成施設で必要な知識・技能を修得、または介護施設などで3年以上の実務経験と実務者研修などの修得をするなどしてから、国家試験に合格する必要があります。
 
令和6年に実施された第36回介護福祉士国家試験では、受験者数7万4595人に対して合格者は6万1747人で、合格率は82.8%でした。過去10年間の合格率の推移は以下の通りです。

・第27回:61.0%
 
・第28回:57.9%
 
・第29回:72.1%
 
・第30回:70.8%
 
・第31回:73.7%
 
・第32回:69.9%
 
・第33回:71.0%
 
・第34回:72.3%
 
・第35回:84.3%
 
・第36回:82.8%

年度によって合格率にはバラツキがあり、受ければ合格するような簡単な試験ではないことが分かります。しかし直近2年で合格率が80%を超えていることから、しっかりと準備して試験に臨めば、比較的挑戦しやすい国家資格であると考えられます。
 

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