2. 一時金徴収の可能性を把握する
修繕積立金だけでは資金が不足する場合、一時金(臨時徴収)が発生することがあります。例えば、築30年の大規模修繕時に1戸あたり数十万円の負担を求められるケースも見受けられます。このような事態に備え、貯蓄をしておくことが重要です。
3. 他の住民と意見を共有する
修繕積立金の増額については、マンションの住民全員で話し合い、納得のいく形で進めることが望ましいです。管理組合の総会や説明会に積極的に参加し、状況を把握するようにしましょう。
修繕積立金の増額は避けられない? 今後に備えた準備が大切
築20年のマンションでは、修繕積立金が2万円を超えることは珍しくありません。これは、今後の大規模修繕や物価上昇、建物の維持管理費の増加などが影響しているためです。
さらに、築30年を超えるとエレベーターや配管の交換など、より大規模な修繕が必要になるため、今後も増額される可能性は高いと考えられます。
修繕積立金の負担を最小限にするためには、管理組合の長期修繕計画書をしっかり確認し、一時金徴収の可能性にも備えて貯蓄をしておくことが大切です。日頃からマンションの維持管理に関心を持ち、住民同士で情報共有を行いながら、無理のない資金計画を立てることが重要といえるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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