
▼亡くなった母が私名義で「500万円」を遺してくれていた! 名義は自分でも「相続税」はかかる?
親が亡くなったあと、遺産分割協議はどのように進めるのか
両親が亡くなると、子どもなどの相続人全員で遺産の分配割合を決める遺産分割協議が必要になります。遺言書がある場合でも、相続人全員が合意すれば、遺言書と異なる遺産分割も可能なことなどからも、相続人間の話し合いは大切です。
遺産分割協議にあたっては、話し合いの範囲が相続財産全体に及ぶため、預金や不動産、有価証券など遺産を全て把握することが前提になります。
実家で見つかったタンス預金は亡くなった親が所有していたものであれば、相続財産に変わりはなく、ほかの財産と合わせて遺産分割協議が必要です。親と同居し、実家を相続する相続人であっても、そのことを理由に、ほかの相続人の承諾を得ないままタンス預金を相続することはできません。