国内外を問わず連日観光客が集う浅草には、食べ歩きが楽しめる名物グルメ&人気スイーツ店が軒を連ねています。売り切れ必須のメニューを絶対に食べたい方やお目当てのお店を効率よく回りたい方のためにエリア別に紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

 

浅草には食べ歩きにおすすめのグルメがいっぱい!

東京を観光する方が必ずといっていいほど訪れる浅草には、おいしいお土産や人気グルメがたくさんあります。こちらでは、その中からエリア別に22店をご紹介してまいります。観光だけでなく、お散歩やデートで訪れる際にもぜひお立ち寄りください。若者にも人気のグルメスポットをお届けします。

 

【浅草寺・仲見世通りエリア】おすすめ食べ歩きグルメ・スイーツ5選

「食べ歩き」をご紹介するはずではありますが、90店舗近く軒を連ねる仲見世通りは人通りが多いため、食べ歩きが禁止されています。購入したら店頭でお召し上がりください。以前から混み合う通りですが、最近は海外からの観光客でかなり混雑していますので、少々の覚悟が必要です。お土産に持ち帰るのも良いでしょう。

 

①「浅草きびだんご あづま」きびだんご

「あづま」は仲見世通りに入って手前から6軒ほど行った左手にあります。江戸時代に浅草寺の表参道にあったきびだんごを再現したものが実演販売されています。人気のきびだんごは5本で330円です。原料には本格的な「たかきび」が使用されています。

 

小ぶりで何個でも食べられてしまう「きびだんご」に良く合うのが、おすすめの冷やし抹茶(110円)です。ほんのり甘いですが、抹茶の風味とふんだんにきな粉をまぶした「きびだんご」は相性抜群です。きなこがたっぷりついていますので、周りの人をはじめ、ご自身の服に付かないよう気を付けましょう。

 

②「浅草九重」あげまんじゅう

「九重(ここのえ)」は仲見世通りをずっと歩いて奥から右手前3軒目にあります。国産の小豆を使ったほどよい甘さのあんこを中に封じ込め、最高級ごま油でカラッと揚げています。お土産用の7種類詰合せは1,140円です。行列ができるほどの人気店で、食べ歩きツアーで必ず立ち寄りたい名店です。

 

揚げたてまんじゅうは11種類あり、1個130円から200円ほどです。8個セットで1,310円もあります。カレー、抹茶、黒ゴマなど11種類ほどありますが、皮にそれらが練り込まれていて食感も微妙に変わります。一つから買えるので食べ歩きにぴったりですが、ここは仲見世通り。他の人にあんこを付けないよう店頭で食べましょう。

 

③「浅草ちょうちんもなか」アイスもなか

仲見世通りを真っすぐ歩いて右手、伝法院の正面の並びにあります。8種類から選べるアイスもなかは食べ歩き用に販売していますが、お土産用に通常の最中もあります。通常の最中もアイスもなかも使用されている生地がサクサクしていて、食感がかなりいいです。

 

国産のもち米を使ってサクサクに仕上げた皮に挟むのは、紫いもや抹茶、黒ゴマなど目にも鮮やかなラインナップのアイスです。どれを頼んでも一つ330円で、2・3個ペロリと食べられる甘さと大きさです。暑い日にサクッと冷たいものを食べたい時におすすめの一品です。もなかの軽い食感と冷たいアイスの絶妙なバランスにファン続出です。

 

④「壱番屋」手焼きせんべい

明治17年創業の「壱番屋」は仲見世通りの中ほど右手にあります。こちらのこだわりは、せんべいの種類によって使用するお米を変えているところです。職人の技が光る浅草定番のせんべいです。醤油の焦げた香ばしい香りに引き寄せられて来るお客さんが多いこと間違いなしです。

 

注文したらその場でもう一度醤油にくぐらせて焼いてくれます。人気の定番せんべいは50円、ほかは100円とリーズナブルに手作りの味を楽しめます。醤油のいい香りはしっかりしますが、食べてみるとそんなに塩味は感じられず、サクッと食べられます。海苔もパリッとして食感がいいです。小ぶりなこともあって、食べあるきにもってこいのサイズでしょう。

 

⑤「木村屋 本店」人形焼き

木村屋本店は仲見世通りの一番奥、本堂から一番近い所にあります。浅草定番の人形焼きですが、こちらは江戸時代(慶応4年)に創業した浅草で最も古いお店です。江戸時代の味を現代でも堪能できる名物スイーツです。素朴な味わいの人形焼きは、好んで食べる年齢層も幅広く、お土産にもおすすめです。

 

浅草の名所にちなんで、五重の塔・雷様・提灯・鳩の形があり、8個入で500円なのでデートで分け合いながら食べるのに丁度いい数です。定番の人形焼きには甘さ控えめのこし餡が中に入っていて、食べやすいです。懐かしさを感じる飽きのこないその味を、ぜひご堪能ください。

 

【浅草・オレンジ通り周辺エリア】おすすめ食べ歩きグルメ・スイーツ4選

仲見世通りに平行した所にあるオレンジ通り。そこには著名人が足繁く通った喫茶店や有名和菓子店などが並び、浅草の香りを漂わせています。下町の情緒が溢れるオレンジ通りにもおすすめのグルメやスイーツがあるので、ぜひ訪れてみてください。

 

①「浅草満願堂 本店」芋きん

雷門通りからオレンジ通りに入って中ほど右手に満願堂本店があります。厳選したさつま芋を使用しているという「芋きん」は、素材の旨味を大切にし、余計なものが入っていないので、賞味期限24時間となっています。食べても美味しく、体にも良さそうです。芋の甘みをいかした自然な甘さで、上品な味わいになっています。

 

焼きたてを売っている「芋きん」は1個130円で、熱々を食べられますが、お土産用には6個入、10個入、15個入があります。賞味期限が丸1日なので、食べきれる数だけ買うといいでしょう。焼き芋のソフトクリームも売っていて、冷たくなったさつま芋を美味しく食べることができます。

 

②「アイス トウキョウ(ice Tokyo)」ロールアイス

雷門通りからオレンジ通りに入って2つ目の道を右に折れ、少し歩いて右手にアイストウキョウがあります。原宿で長蛇の列を作るロールアイスが浅草で食べられます。女の子に大人気のおしゃれアイスです。男性一人で入るのはちょっとハードル高めなので、それを理由に誰か誘ってみてはいかがでしょうか。

 

おしゃれなロールアイスは全部で13種類あり、各700円です。目の前でロールしてくれる様子は、女子でなくても見入ってしまいます。結構ボリューミーなので、デートでシェアするのもよいでしょう。イートインのスペースがあり、店内で落ち着いて食べることもできます。カラフルでポップな見た目は、SNS映えも間違いないでしょう。

 

③「舟和 本店」あんこ玉

雷門通りからオレンジ通りを60mぐらい歩いて左手にあります。お土産の「芋ようかん」が定番の舟和ですが、可愛い「あんこ玉」も芋ようかんに負けないくらい美味です。本店1階は売店、2階は喫茶店になっていて、売店で買って食べ歩きも喫茶店でお抹茶などとまったりもできます。

 

あんこ玉は小豆、いんげん、抹茶、珈琲、苺、みかんの6種類があり、1個80円です。寒天がまあるい羊羹を包み、かじるとぷるっと弾けます。なめらかなこし餡でできている羊羹はそれぞれの味がしっかりしていて、特に苺とみかんはちゃんとフルーツを感じられます。

 

④「セキネ」肉まん

雷門通りからオレンジ通りに入って、「舟和 本店」から左に曲って少し行くと左手にあります。昭和に創業された「セキネ」は外観からも昭和が感じられます。肉まんとシューマイは昔から人々に愛され続け、定番の味となっています。

 

肉まんは1個260円で本格派肉まんとしてはお買い得です。中の具材には豚肉と玉ねぎしか使っていないそうで、素朴で飽きのこない味です。熱々を割ると肉汁がジュワーっと溢れ出すので食べ方注意です。夏ももちろん美味しいですが、寒い冬こそハフハフしながら食べたくなります。

 

【浅草・伝法院通り周辺エリア】おすすめ食べ歩きグルメ・スイーツ4選

200mほどの短い通りには、昔文字が読めなかった人でも分かるように絵が描かれた看板を多く見かけます。江戸情緒が溢れた伝法院通りも仲見世通りと同様、食べ歩き禁止なので店頭で食べましょう!

 

①「浅草メンチ」メンチ

仲見世通りから伝法院通りに左折してすぐ右手に「浅草メンチ」があります。メンチには、一時は絶滅状態になった幻の豚を復活させた高座豚を使用しています。衣は生パン粉にこだわり、サクサクとした食感を楽しめます。

 

お店がおすすめする食べ方は、まずは何も付けずにかじり、肉の旨味と甘味を味わいます。その後ソースもいいですが、からしを付けると味がしまっておいしいそうです。1個250円と、近所の商店街のメンチよりはお高めですが、伝法院通り名物のメンチは試す価値アリです。

 

②「和菓子 楓」みたらしだんご

テレビでも紹介されたことがある「楓」は伝法院通りを抜けた所にあり、店頭に色とりどりの和菓子が並んでいます。名物のみたらしに使われているタレは、たまり醤油を2日間煮詰めて作った少し辛めの味です。

 

一番人気のみたらしだんごは1本110円です。国産の米粉100%使った団子はもっちりとして歯ざわりが抜群です。タイミングがよいと出来立てが食べられ、他の団子とは一線を画した美味しさを味わえます。ご覧の通り1本に5個もあるので、食べ応えがあります。

 

③「豊福」カレーパン

伝法院通りにある浅草メンチの隣にあるのが「豊福」です。国産黒毛和牛を贅沢に使用し、オリジナルのスパイスで何時間も煮込んだカレーがとろっとしている非常においしいカレーパンです。

 

数々のメディアで取り上げられているカレーパンは1個290円です。店主が一人で作っているため1日に800個ほどが限界だそうで、閉店時間前に売り切れることも多いとのこと。必ず食べたい方は午後3時ぐらいまでに行きましょう。

 

④「安心や」餅ドック

仲見世通りから伝法院通りに入り、30mほど歩いた右手にあります。台湾唐揚げが看板メニューですが、名物は「餅ドック」です。海外からの観光客にも人気のセットは餅ドックと日本酒ジェラートです。しかし日本酒ジェラートはアルコール度数は0.9%あるのでお酒が全く飲めない方はご注意してください。

 

揚げたての餅ドックは餅とチーズが伸びるので食べ方注意です。ウインナーも相まって新食感を楽しめる名物メニューは1本300円です。あまり辛くないチリソースをかけていただきます。